2016年9月15日木曜日
懐かしい針山
今宵は満月 中秋の名月 あいにくと 晴れてはいますが 薄雲が
斑になって 月の周りに 空全体に広がっています
月ははっきり見えますが 薄雲が邪魔して綺麗な同心円には 普通の
カメラでは撮れません
中秋の名月と言いますが 字が二通りあって 中秋と仲秋とあるのは
知っていましたが 意味が違うそうです
中秋は 7月から9月にかけての秋のちょうど真ん中の日8月15日
のこと そして仲秋は あきを初秋(7月)・仲秋(8月)・晩秋
(9月)の三つに分けた時の呼び名だそうです
旧暦の8月15日ですから こよいの月は中秋の名月
月曜日から昨日まで 東京へ行って来ました
昨夜遅く帰りましたのと くたくたに疲れ果てここにかく気力もなく
休まずに書く と言う掟が守れませんでした
東京ではいろんなことがあり 徐々に報告する予定です
曲がりなりにもハートの形をして バラの花が刺繍されています
これなんでしょう ピンクッション 針山です
この姿を見た時びっくりしました
おやっ〜 見たことある 違うかな 頭の中で いろんなことが巡り
ました
かってよく似たものをつくったことがある 今時の本に 載っている
のかな 彼女が作ったのかな・・・などなど思い巡らせて
すぐ横にいた息子が 「ママがつくってくれたものだよ」「・・・?」
縫い針 まち針が 刺してありましたのでよく解りませんでした
刺してあった針を全部抜いてみせてくれました
あっ〜確かに 私の創った針山 ピンクッション
「えっ! 昔の?」
「小学校の家庭科で使うお裁縫箱に ママが作った針山を・・・・」
セットで用意された裁縫箱に 既製品の針山から 手づくりの針山に
「ええっ〜まだ持っているの しかも昔々じゃないの」
「そう 40年はたつよ 」
驚きました そしてとても綺麗でした 刺繍も傷みもせずに・・・・
なんだか嬉しくなり涙がこぼれそうになりました
一緒に暮らしている彼女が手づくり大好きで せっせと手先を動かし
ている 甚平を縫ったり ポーチを作ったりと それで 彼女が
その針山を使っているとのこと
小学生の時のものが未だに手許にあるとは しかも綺麗な形で
驚きました 嬉しくなりました まさに感激です
中学を卒業すると高校は寮生活 全ての荷物を持って家を出ました
その時以来 今日まで 一緒に生活はしていません
15歳まで共に日々過ごしましたが それ以後は 年に数回 帰省
帰省した時だけ 共に食事し 一つの屋根の下で 数日 一緒に
暮らすだけ
裁縫道具をどうしているかななんて考えもしませんでした
ボタンつけも ズボンの裾も パジャマの伸びたゴムの入れ替えも
できる子でした ですから家を出る時は 困らないように
糸や針 貝釦 などきちんとして持たせました
しかし 40年以上過ぎてまだ綺麗な形で 持っていたとは
驚きです
ものを大切にしてくれる そして母親のつくった物だと大切に取り
扱っている その心が嬉しい 愛を感じました
息子の為にと出かけた東京 疲れはしました しんどい思いも
でもそれを拭い去ってくれるだけの喜びです
ありがとう 感謝です 感謝してます
与えられた素晴らしい 大きな恵みです
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