2017年8月29日火曜日

生きものの暮らし〜




京都在住の絵本作家 甲斐信枝
「小さな生きものたちの不思議なくらし」
科学的な絵本 植物と小さな生きもの主に虫のことを書かれています
実に丹念に観察し 写生し 一日中 野原で虫や花を見詰めて過ごし
それを丹念に子どもにわかるように書かれています
絵本づくりに 観察したこと 共に虫と関わって暮らしたことなどの
いきさつをエッセイとしてまとめられた本です 
私の好きな作家です 
この方の本は沢山読みましたし 我が家の文庫に何冊かあります
今回 「小さな生きものたちの不思議なくらし」を読み感動しました
又 作家の思いに納得もしました
そしてなにげなくやり過ごす道端の 庭の 野原の 山里の雑草や
花 虫たちの生きる姿を知り 生きる 生きてゆく その尊さを
改めて知り 深く心にしみ入りました
「私は科学絵本を知識としてではなく 感動としてお子さんに
伝えたいのです 人の心を扱う物語絵本が お子さんの心の成長に
欠くべからざるものであることは申すまでもありませんが 私は
それだけでは 偏ることになるとと思えて仕方がないんです
人間も含めて すべての生きものを抱き込んでいる自然は その豊か
さや優しさ 悲劇や恐怖のありようも 人間世界に見るそれとは質が
違いますし 人間の想像をはるかにこえていたりもしますよね・・」
と書かれているのを読んで納得して 少しホッとしています
子ども文庫を始めたときから 私の信念として 読み聞かせは
毎回3冊は読んでいました その季節季節にかなうものを
その時 必ず 1冊は 科学絵本を読むことにしていました
誰かに教えられたわけでもなく 自分の思いとして 自然界の
小さな虫にも花にも命があるのだから それを知ってもらいたい
知識で知るのではなく 絵本として 絵を見ながら 楽しみながら
知って欲しいと思っていましたから・・・・
上記の文ようにはっきり書いたもの 又考えを聞いたことも
なかっただけにああ〜やって来たことは間違いでは
なかったとほっとしました
 是非お読みなることをお薦めします
書かれた絵本のいきさつと 絵がすごく繊細で綺麗です
「小さな生きものたちの不思議なくらし」甲斐信枝 福音館

コガネグモ はお刺身を食べるんですって・・・この話すごい!

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