きのうは日曜日 教会へ礼拝に
しかも聖餐がある月初め
重い心をぶらぶらさせて 足を
運びました
教会のドアーを開けようとした時
ふと目に留まったもの
なあ〜に あの綺麗な色は
薄いピンクの花木
ドアーから離れると 樹の下に
駆け寄って 驚きました
教会のお隣の家の庭の花木です
随分大きな樹です
こんな樹があったの?
この教会に足を運ぶようになって
何年になるのでしょう
今まで気が付きませんでした
夏には ノウゼンカヅラがそして
季節ごとに 色々の花が咲くのを
目にしてきましたが初めて見ます
それとも 毎年 姿を見せているのに 気づかなかったのでしょうか
多分 気づかなかったのでしょう 何処にお目々が付いていたのと自らを 叱りとばしたい思いでした それと同時に この花は 何の花? こぶし? 違う 首を傾げました それに
かなりの背の高さで 枝も広がっていますその上に 白いネットが掛けられていました
なぜ?ネット? 不思議でした とにかくカメラに・・・・・でも背が高く 花も撮りにくい状態でした
花弁が細く 数も多く こぶしの花によく似ていますが 何処か違う感じがします
今日 朝から 懸命に調べました 自分の撮った写真と比べながら この花か? あの花かと
その結果 シデコブシだと解りました そう思います 違うかも知れませんが
★シデコブシ 別名 ヒメこぶし
モクレン科 落葉小高木
シデコブシは日本固有の植物で 愛知・岐阜・三重県の限られた地域の低地や湿地に自生している この三県では 自生地の保護がとられているところもあるものの 周囲の開発によって 生存が危ぶまれている
公園や庭木などで見かけるが 愛知 岐阜 三重県の一部にしか自生していない 自生のものは 絶滅危惧種
驚きました その様な樹だとは ここの家のは 自生のものではなく庭木としてあるのを植えられているのでしょう でも もとがその様だとは知りませんでした
三重県四日市では 四日市市指定天然記念物に指定されています(1982年2月16日)
四日市市桜町の郷土史研究会のHPによるといろいろとシデコブシのことが書かれていますが
生育環境として次のようです
伊勢湾を取り囲む愛知 岐阜 三重の丘陵の低湿地は 新第三紀鮮新世(520万年前〜)から第四紀更新前期(〜70万年前)の砂礫層に覆われ湧水が浸み出している このように特有の環境下に自生して他地域には見られない独特の固有植物を「東海丘陵要素植物群」と呼び シデコブシはその一つです
他にもいろんな植物があり 東海地方の丘陵 台地の低湿地 その周辺の植物のことが書かれてあります
この四日市市の桜町は フェンスで守られているけれど 場所も記されており 教育委員会の説明板も立てられているようです
その説明を色々読んでいますと 一度 是非 出掛けてみたい そんな思いにとらわれます
今頃 出掛けたら まだ蕾かも・・・・
ネットが掛けてあるのは どうも蕾の内に ヒヨドリが食べに来るかららしいですね
家のすぐ側の並木のこぶしも ヒヨドリが 咲いている花ではなく つぼみの膨らんだところをつついて 食いちぎっていましたから きっと この家のネットも予防策ではと思いました
でも 綺麗ですね もともとピンクもあるとのことですが 白からピンクの色に変わるとか
花びらの数も多く12〜18枚ぐらいとか もっと多いのもあるらしいですが・・・・・
とにかく桜が満開かと思わせるほど あたり一面にピンクに染まっていました
なんて綺麗なピンクなのでしょう ほのかに染まった乙女の頬のように 美しすぎます
教会のお隣にこのような花があったとは しかも 今まで 気づかなかったとは 今更ながら 自らものを見る目のなさ 恥ずかしいこと 花が好きで 興味もいっぱい持ち合わせているのに情けないです 無様です
自生している所に 行きたいですね 早く行かないと 無くなるのでは すぐ横にバス停があり また竹などを はびこって シデコブシを押しのけているのだそうです
夢中になってここまで書きました もし この花がシデコブシでなかったのなら ごめんなさい そして 名前を教えてください
この花を見た時 ああっ〜と驚き 感嘆し なんとなんと 少々興奮気味ぐらい感動しました そして調べた結果の さらなる驚き 庭木はともかく 絶滅危惧種とは
綺麗ですよ 蒼い空に 薄いピンク色が広がって こころ 沸き立ち 心の中のものが 吸い取られて 高くたかく 空に舞い上がっていく思い まるで天女が 薄い うすい 透き通る衣をまとい 風に揺られて舞い踊るかのように 花たちを通して 透けて見える
重い心を 取り除いてくれるような風が 吹き巡って・・・・・
心の中を駆け抜けてゆきました
ピンクの花びらと香りを残して・・・・・
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