外出 なんと美しい空
思わず惹きつけられ 透明な
ブルースカイに 真っ白な雲
ふわふわな雲 風がないために
漂いさまよっている そんな
雲を 空を眺めながら真っ直ぐ
一本道を走りゆくなか この雲
冬の雲なのか それとも・・・
いつの季節の雲なのかと
中学生だったか高校生だったか
定かではないが 春休み 少し
だけ寒さが残る 陽射しの中で
濡れ縁に腰を下ろし 足をぶら
ぶらさせながら眺めた空 雲がぽっかり浮かんで 詩心をかき立てるにふさわしい空模様だった事が甦って あの時の雲と似ている 雲の 空に浮かぶ雲の雰囲気が似ている そんな思いが胸をくすぐる 春の雲とは違うはず
今 最も強い寒気が日本列島を襲い あちこちで雪を降らせ 震え上がらせているのに 春の雲ではあるまいに
しかしぼんやり眺めていると 春の匂いが感じられる 不思議
この雲たち 凍雲(いてぐも)ではないかと・・・・・
凍雲は 俳句の歳時記に冬の雲の項にあり その項には寒雲(かんうん)もあり 凍雲は 凍てついて身動きもしない雲 寒雲は曇って寒々とした日の雲として扱われている
寒波襲来の寒々とした日 だけど陽が昇りあたたかい雰囲気を醸し出している けれど動こうともしない だから 凍雲かなと・・・・・
お昼下がり 近所へ散歩に その時の暖かさ 陽を浴びて歩く この頬に当たる陽射しは 春の匂いが・・・・・散歩のついでに求めた花たちを抱え 見上げた空は 気持ちがいい程爽やか けれどやはり凍雲なのでしょうか・・・・・
こんなに暖かいのなら 風もないからと 家に帰るとすぐ庭仕事 でも もうその頃は 午後の遅い風が吹きはじめ やっぱし冬なんだ 切られるように指先が 冷たく 痛いほど
自然の醸し出す風 陽の光 刻一刻と変化して行く 大自然の中に身を晒せば その変化は痛切に感じることが出来るけれど 波風の立ちそうにもない都会(?)の中で それらをまともに感じたのは 久しぶりのこと 自然の中にある気象現象を改めて見直しました
まだまだこの寒波は続くとか もっともっと感じる事があるのかも
寒波の中 厳しい寒さの中にも 時折 ちらっと春が 顔を覗かせているのかも
これから 完全に春になるまでは 冬と春との凌ぎ会いが あるのでしょう
今の季節は 少し早いようですが けれど 暦の上では 来週は 立春ですものね
自然は摩訶不思議 侮らないで 上手く協調して生活を楽しみたいですね
<写真 上・朝 下・午後>
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