いつのまにか桜蘭(さくららん)の花が
軒下で咲いているのに気づく
緑の葉が 美しいので求めたのは6〜7年前
なんという名前の植物か 尋ねた時
「桜蘭」です と返事が返ってきた
葉が斑入りで その美しさに惹かれて求めたが
なんで桜蘭というのか 不思議だった
室内で育てるものと思いこんで
陽が射し込む窓辺に置いていたが
いつまで経ってもなんの変化もがなかった
新しい葉が出るわけでもなく 大きく伸びるわけでもなく
枯れて萎れるわけでもなく 生きているのかと思うほどだった
思い切って外に出してみようと 春になってから 南側の軒下に吊してみた
すると 少しだけ変化を見せ つるが伸びてきた
ああ 生きているのだ 外の風が欲しかったようで 時折 水やりはした
冬 寒さに弱いと聞いていたので 室内に取り入れようとしたが
なんと成長が著しく つるが窓枠などに絡まって 動かすことが難しく
仕方がなく 大きなビニールで包み込んで 冬越えをさせた
その間 一滴の水を与えることなく ただ 冷たい風よけと僅かな保温を保たせた
そして 暖かくなってきた4月に入ってから 覆いをとってやると思ったより元気だった
それがなんと いまから5年前 今頃の季節 ふと見ると花が咲いているではないか
いつから咲き始めたのか 不明だが 驚いたこと
ええっ 花が咲くのね なんと丸い球状の可愛らしい花が
僅かにピンク色に染まって なんて優しい色なの 桜の花のように・・・・・
だから桜蘭と呼ばれるのか・・・・・
その時 写真を撮って 求めた花屋さんへ「こんな花が咲いたのよ」と見せに行った
花屋さんも 今までに咲いたのを見たこともないし
また花付きで取り扱ったこともないとのこと
それからは 外に放置したまま 一年中 軒下にぶら下がったまま
だけど 毎年 忘れずに 窓に 頬寄せるようにして咲く
いくつもの花を咲かせて 窓越しに挨拶を 送ってくれる
この間の冬は ビニールをかけてやることも 忘れていたのに
今年も ご機嫌伺いに訪れて 今 輝いている
日頃 忘れたような存在だが とても愛おしい花 可愛い花
まだ開かないつぼみもあるので 9月半ばぐらいまで楽しめるのでは
ありがとう!!
桜蘭 ガガイモ科 常緑つる性小低木 初夏 腋生の短い花柄上に白色または
微紅色の小花を多数球状につけ芳香を放つ ホヤともいう
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