はっと空を見上げると
真っ赤な夕日が 今まさに
落ちなんと あたりを茜色に
染めながら 闇の世界へ
急いでカメラを・・・・・
お願いだから待っててよ
カメラを出してレンズを覗けば
まあ〜るく燃え立った火の玉は
落ちてゆく
まるで地獄へ真っ逆さまに滑り
落ちるかの如くに
すでにお尻は ビルの葉影に
吸い込まれはじめ 待っ〜てと
声を掛けれど容赦なく落ちゆく
まるで悪魔が にやにや笑いながら
足を引っ張っているかのように 引きずり込まれゆく
地の底へ 奈落の底へ
ほんの僅かな天体ショー 美しい
燃え立つ火の玉は いずこに旅立ちゆくのか
地球の裏側を駆け巡りて
明日には再び お早うさんと 戻り来るのか
引きずり込まれた 向こうの世界で 何を見聞きしてくるのか
あなたがいなければ 何も出来ない 命すらつなぎ止められない
どうか 機嫌良く 戻ってきて欲しい
すべてを染めゆく 碧い空も 灰色の雲も 白い雲も
なにもかも オレンジに 茜色に染めて 去りゆく
なにを想い なにを煩って 駆け巡っているのか
天体を 手の届かぬ遙かな宇宙を 宙(そら)を・・・・・・
私たちに希望を与えてくれる 天体の星
またあした・・・・ 今頃は どのあたりを・・・・
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