2012年12月10日月曜日

雪は降らず・・・・

朝 目覚めてカーテンを開ける
眩しいばかりの朝陽が射し込む
おや? 雪模様? 
きのうの天気予報は・・・??
雪がちらつくとか・・・
陽が燦燦と煌めいて・・・・・
期待外れか まあ〜いいやあ〜
お天気なんだもの 嬉しいよね
雪が降る予報ほどに寒くはなく
風は冷たいけれど 身震いする
ほどでもなく・・・・・
それでも 午後早い目に外出
その時の天空は矢張り 晴れて
いるものの なんとなく雪を
はらんだ雲が流れている
何処かで ヒヨドリがけたたま
しく鳴いている
冷たい風に乗せて かなり遠く
まで響かせている
相棒を呼んでいるのか 
それとも唯のおしゃべりか・・・・・
商店街の通りを歩いていると 何処かのおばちゃんが大声で
雪 降らなかったね と誰かに話しかけている
夕方の慌ただしい中で 夕餉の買い物を見繕いながら その声が耳に
響く ああ〜寒いのは嫌だけど 雪が積もるのを期待していた
その様子が 声の中からくみ取れる
雪模様 誰しも望んでいるのか 否 実際に降り 積もれば 直ちに
いろんな処にしわ寄せが来る ましてや主婦は 家事全てに辛い
だけど その事とは別に 雪が降る 雪が舞う あたりが真っ白に
全ての芥が 白に包み込まれ行く その風景 情感が 心を過ぎり
ロマンチックな気分に そして少女時代に 一瞬 戻してくれる
懐かしい風景を見るかの如く やっぱし 誰しもそんな思いが 心の
片隅にあるのでしょう 実際には嫌なんだけれど でも その情緒に
浸りたい 一瞬でいいから・・・・・
幾つになっても 乙女心は心の片隅に踏みとどまっているのでしょう
雪降らなかったね 全ての思いが込められている話し声でした
残念そうにも聞こえて 雪降る 雪の町を期待していたのでしょう
天気予報がもたらしてくれた可愛い夢
夕方の雲は 明日の天気を占うかのように 微かに茜色に染まりはじ
め 柔らかく ぽっかりと浮かんでいました
明日は 寒いけれど いいお天気らしいです

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