夕方 外出 暮れ泥む空を見上げて このところ日が ほんの
少しだけ短くなった そう感じ もう太陽のきらめきは失せた
けれど まだ空は青く明るい 薄い雲が 流れるようにたなびき
なんとはなしに 秋が身近に・・・ついそこまで来ている
そんな思いに囚われる
ああ〜いい色をしている わずかに茜色を偲ばせて 夕陽の名残
なのか やがて夜の帳が押し寄せてくるその時に 美しい絵図を
見せてくれる
すぐ横で真っ直ぐに伸びる雲 まるでなにかが飛び立ったように
飛行機雲というのだろうか 筋雲が流れる中を 一直線に天空高く
舞い上がってゆく 秋の空に向かって 秋の季節に向かって・・・
飛び立つが如くに・・・・・
宇宙 空 全てが自然のなせる業を見せて 心揺さぶってくれる
穏やかに展開する 雲はこれから何処へ行くのか
悠然として漂うて 何処へ流れて行くのか
下界では 夕餉の支度で忙しく働く主婦 別れを惜しんで家路へ
急ぐ子ども達 1日の働きを終え 温かい家庭に帰ろうとする人
喜び 苦しみ 哀しみ 怒り それぞれの思いを抱いて人はみな
懸命に生きている それらを眺めながら 見下ろしながら 雲は
いろんな形を見せている
今まさに 陽は落ちなんとしているこの時 雲は天空のショーは
見上げた心に染みいる
ああ〜 夜の帳が 落ち始め 消えてゆく雲が カーテンがおろ
されゆく またあしたと・・・・・
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