ふと見上げた空
いつもみつめる天空
きょうの空はどんな顔かと
どんな表情なのか
怒っているのか 優しい顔なのか それとも笑っているのか
いや幸せに輝いている顔なのか 泣いているのか
わけもわからずに暴れ 走り回っているのか
陽はすでに山の端に落ちて
残り火がわずかに染めている 茜色に オレンジに
美しい残像を残しつつ
墨色に染まりつつある雲
不気味な色をみせて攻めてくる
どんどんと容赦なく 人の心情にお構いなく
やがてあたりを 漆黒の闇で覆い尽くす
悪魔が踊りだすのか 妖怪が顔をだすのか
夜の世界に 落ち込んでゆく
情熱の陽を追い出して 冷たい夜が 天空をのさばる
今宵の月は わずかな光りを注ぐだけ
暗闇に近い 細い針金で線を描くだけ
ああ〜 空を見上げて 迫り来る雲たちに 圧倒される
悪魔がはびこらないために 妖怪が踊り狂わぬために
いかに いかに・・・・・
青い空の下で眺める雲たちは
希望も夢もそなえもつ
黒く染められてゆく雲には 夢も希望もなく
恐怖がつのるだけ
目には見えぬが 神に祈るだけか
静かな朝を 輝く陽の光を浴びたいと
神に祈ることか
祈りは通じるはず 心 安らかに祈れば・・・・・
時が過ぎ行けば 明るい時が来る
静かに待とう 祈りながら・・・・・
祈りの言葉はなくとも 心で祈る言葉は 届くはず
神に 唯 ただ 祈る 祈り続ける・・・・・
ああ〜神に祈ろう 祈ろう
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