2014年8月26日火曜日
北の果ての教会
強い風が吹き巡っていますが 結構 湿度が高いようで それでも
夏としては残暑としては 楽な日ですね
今朝 古川聡氏のツイッター 見た途端 おお〜懐かしい と20数
年前の記憶が甦って来ました
あの教会 確かにあの時 訪ねた教会と一緒
ツイッターには 唯 ノルウエーのオーロラとあるのみ
ノルウエーの人間が住む事ができる北限とも言うべき街 トロムソ
北極海の聖堂とも呼ばれる教会
トロムスダーレン教会(Toromsdalen Kirke) です
トロムソの冬とオーロラをモチーフにデザインされた現代的な建築は
トロムソの街によく似合って 微妙菜光線が美しく計算されており
祭壇部分のステンドグラスは キリストの復活をモチーフにデザイン
されており 高さ12m 重さ6tもあり あまりにも重いので鉄と
コンクリートで補強したとのこと
教会はコンクリートとガラスでできており 芸術作品としての価値が
高いそうです
私達が訪ねたのは 7月の終わり頃 まだオーロラは出現してません
でした 最近 見られるようですね
沈まない太陽を見ようと オスローから飛行機で1時間あまりトロム
ソへ 北極のパリとまで言われる洒落た街 ぐるりと回って歩ける
小さな街 この教会へも行きました ハッと惹かれ中に入ると 二階
でオルガニストが パイプオルガンの練習中で 裸足で足を踏みなが
らの練習 静かな それでいて重厚な音が 明るい聖堂の中を流れ
心うたれました
すぐ近くの山にケーブルで登り しかも夜中の日付の変わる時刻に
遥か彼方の山の端に日が沈む と同時に登ってくる 沈まない太陽
山の上では原住民がテントで暮らしているようでした
真夜中なのに 広げた新聞が読めます
昼間 太陽が天上に輝いている時に 街を歩きましたが 花屋さんは
花々で溢れ 彩りも鮮やかで また街の家々の窓は どこもかしこも
美しく飾られ 窓を見て歩くだけでも感激 心に染みいり これだけ
生活を大事に しかも心豊かに暮らしている事が見て取れ すごいと
カルチャーショックでした
その街のお店が並ぶ路地で ふと入ったお店 お人形が棚にいっぱい
天井からも吊されて・・・・・おばあさんが一人で人形を作っておら
れ 全部 そのおばあさんの手作りとのこと 一体 一体 心をこめ
てくられている 背中を丸めて 針をせっせと運ぶ姿に 感動
目に止まった魔女をいただいて帰ってきました
これください と 全然 理解出来ないノルウエー語で なにかを
英語まじりで手振り身振り 英語も理解されないので ・・・・・
でも気持ちが伝わりました 日本へ持って帰る 名前を その魔女の
名前をつけろと言うことでした
とっさに口から出た名前は「サマンサ」
サマンサと小さなラベルに書き 箒にぶら下げて包んで下さった
もう一度 あのおばあさんに会いたい あの国へトロムソへ行きたい
思いはつのるばかり その街で求めたサマンサ
まだ元気でいます
おばあさんの手作り とても素朴で ほのぼのとした魔女でしょう
魔女と呼ぶのが可哀想な気もしますが 一応 箒にまたがって 空を
飛んでいます 時々 こちらの知らない時に 祖国へおばあさんに
会いにいってるかもね
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