2014年11月7日金曜日
大工道具館へ
立冬 寒くなります いよいよ冬です
冬の気配が山にも里にも感じられて来る頃
木々の葉が舞い落ち 冷たい風が吹き冬枯れが目立ち始める
風に吹かれた木の葉 風に押されて吹きだまりに肩寄せ合っている姿
が侘びしいような愛しいような気がしています
久し振りに散策の会の集まり
以前は毎月集まって 史跡やお祭りなどの民族的な行事を見に出かけ
て行ったり または 昔の街道を歩いたりたりと いろんなことを
学びながら 楽しんだのですが 皆さん 若い人もいますが なにせ
老体 集まりの間隔が間延びしてきました
今日の集まりは さて果てどこに行くのやらと思いながら参加
まずは神戸へ メリケンパークのオリエンタルホテルで昼食会
歓談の時を持ち お腹を満たして 新神戸駅の近くの博物館へ
「竹中大工道具館」へ
この道具館 日本では唯一の大工の博物館として1984年 神戸市
中山手に開館 大工道具を民族遺産として収集 保存し 研究や展示
を通じて後世に残すべく活動を続けてきたが 2014年秋 新たな
一歩を踏み出すべく新神戸駅近くに移転
日本庭園と共に 日本家屋の館 とてもいい雰囲気の中 日本人なら
ではの大工道具への美意識や心遣いが感じられるなか 幾多の道具の
種類の多さ そしてその道具の美しさ 利便性 古から考えて物作り
されてきたことなど手に取るように解り ある種驚きを持って 鑑賞
館内は 7つのコーナーに別れ 大工道具の魅力が 歴史への旅へ
道具と手仕事 世界を巡る などとする仕組みが紹介されている
思いもかけない道具達に巡り会い 古の匠と現代の匠との繋がり 大
工仕事にはあまり関係のない者ですが かなり面白いと感じました
そして 宮大工の業 一本の大木から削り取られる カンナ ノミ
斧 鋸などの扱い 神社の屋根などの曲線に削られる美しさ
日本人ならではの美意識や心遣いが秘められて ものづくりの国に
生きる楽しさ すばらしさ など すごい すごい
外国の方も多く見に来られている中 ああ〜この人は職人さんで筋の
通った方であろうと思われる人が 見に来られていました
その方たちの見る目が 私達の興味本位で見るのとはひと味も違って
見受けられました
ちょっと変わった展示の鑑賞会
大工道具展を見ようとは思いもしなかっただけに 楽しい時でした
立冬の夜 冷えてきました 今宵は月は満月
煌々と輝いています
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