2015年9月17日木曜日

展覧会の梯子を・・・・・



暑さも少し柔らいで 京都まで展覧会を観に行こうと 
前前から約束して・・・・・
さてその当日 秋とは言え残暑厳しかろうと思えど 
なんとなんと 涼しいを通り越して肌寒いほど
おまけに生憎の雨 秋雨だ 濡れていこうか と出かけてきました
おまけに 欲張りきわまりないこと 展覧会の梯子を・・・・・
さすがに疲れ果てました
まずは 京都市立美術館の「マグリット展」へ
同じ会場で ルーブル展を開催しているため すごい混雑
ルーブル展は入場するのに並んでいました 雨の中お気の毒に
こちらマルグリットは並ばずとも入場でき ゆっくり鑑賞できました
不思議な世界の絵がずらり並んだ 独特の空間
エエッ〜と驚く作品 すんなり納得できる作品
すごく興味深く見ること出来 自分の作品づくりにイメージが
広がっても行き 楽しい時でした
作品はどれもそこに読み取れる言葉 イメージ 時間 空間 思い
など 観る側が 思い描きながら 作家はどの様な意図で 思いで
描いていたのか 何を表現しようとしたのか 推し量りながらの鑑賞
偉そうにいますが 本当に頭の中をいろんなものが巡って・・・・
130数点 展示されていましたが どの作品も興味深く また
印象深く よきものを観た 満足感が広がってゆき 会場の外へ
でれば 雨がかなり激しく降っていて 全てを濡れ尽くしていました
が 心の満足感がよしとしてくれる思いでした

さて次なる会場は どこに行こうと迷い 時はすでにお昼過ぎ
雨さえ激しくなければ ブラブラこの界隈を歩いて 食事と思えど
雨降りです こうなると先ほどの心の豊かさは いずこにか去りて
憎き雨
さて果て 次なる移動箇所は バスに乗って京都駅まで
駅前のポルタ内で 昼食後 美術館「えき」KYOTOへ
「ユトリロとヴァラドン〜母と子の物語 
    ースュザンヌ・ヴァラドン 生誕150年−」


パリの町の風景を描いた画家というとユトリロを思い起こすが
そのお母さんの描いた絵を目にしたことはなかったので 興味津津で
会場に足を踏み入れたが 驚きのひと言につきると言っていいほど
すごい なんの絵の勉強もしていない 小さい時から絵が好きで 
描いていたとか そんなことは全くなく 18歳でユトリロを出産
その頃から絵を描き始めた と言う しかも父親もわからぬ子を産み
子どもは祖母に預けて 絵画と恋愛に明け暮れの生活
ユトリロは寂しさの中 10代から飲酒 20歳でアルコール依存症
のため入院 その治療のため絵を描き始める
親子共にそれぞれの生き様の中で 絵を描くことを見いだしての生活
二人の絵が交互に並べられその違いが見られ これまた興味深く鑑賞
母親の力強い絵 ユトリロの或る意味 優しさも寂しさも感じられる
パリの風景 街並み 教会 など・・・・・
自由奔放に生きた母親と寂しさでアルコールに依存した息子
いずれにしても すごい才能
どちらの絵もそれぞれに 生き様が 絵にあらわれていると思えた

展覧会の梯子 疲れましたが どちらもすごい収穫があり 充実感も
あって 疲れは消されたのでは・・・・・
それにしても マルグリット展の入場料が1600円には驚きました
高すぎます そしてシルバーのサービスもなし その点ユトリロ展は
割引があり800円 助かりました

帰る頃は 心と同じように晴れて 傘をさすことなく無事に我が家へ
長い一日でした でも豊かな日でした

寂しさの

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