朝から 細かい雨が降っている
時折 雲間から陽が射し込む
その隙を狙って写した花
もう何年になるでしょうか
5年は過ぎゆきて・・・・・
丁度 その頃 友人が庭を
見たいと ピンクの花が
咲いている一鉢を
抱えてあらわれる
「可愛い花ね・・・・
なんという花なの?」と問う
しかし まだ嫁入り前のお嬢さん
「家にいっぱいあるからあげる でも 名前は知らない」
家の方の 許しを得て プレゼントに抱えて・・・・・
名前も解らぬまま 我が家の住人に仲間入り
茎というのか 軸というのか かなりの太さがあるにも関わらず
少し触っただけで 折れてしまう
隣の枝と触れあっただけで かしいでしまう
だけど その折れた茎を ひょいっと 株の隙間に射し込むと
いつのまにか根付き 花を咲かせている
生命力が強いのか・・・・・
たった一鉢 頂いたものが あちらこちらの鉢に広がっている
暑い夏は 少々 水やりを忘れたところで びくともしない
けれど 寒さには 弱いらしく 枯れることはないが
うなだれている
〜わたし 寒いのは嫌いよ 暖かい陽の当たるところに連れっていってよ
そしたら お礼に花をプレゼントするわよ・・・・・・・〜
と言う声が聞こえる
寒い冷たい風が吹き始めると 暖かい南の軒下に 引っ越し
尋ねてくる友人達に この花の名前は と尋ねてみるが 答えはなし
優しいピンクを包み込むように 葉がシルバーリーフのようで
色も濃い緑とは ほど遠く柔らかい色のシルバーグリーンで
綿毛に包まれている
まるで 綿菓子でくるんだように 白い綿毛が葉全体をまとっている
葉と花の色のコントラストが とても美しい
どちらもふわ〜っと何かに包みこまれたように
こちらの心を和やかにしてくれる
一体 あなたのお名前は?
どんな花の種類なの?
サボテン? 否 とげなんてないものね
虫もつかない ほって置いても育ってくれる
でも 花は一輪ずつ咲いて 本当に可愛く
ポット咲いているのが とてもいいのよねえ〜
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