朝夕の涼しさ 嬉しきかな
青き空を見上げて 思わず両の
手をあげ 背伸びし ひととき
喜びに浸る
虫の声が 夜に入って一段と高
まり 季節の時を告げる
いよいよ秋 秋桜の花便りも
聞き 透明な風に吹かれて秋桜
の花を愛でる旅に出たい思いに
駆られる
我が家の姫りんご 色が染まり
始めました
ほんのりと赤く染まり 秋を
稔りの秋を 痛感する
けれどこの姫りんご 実った
実は たったの一つ
昨秋 鈴なりに枝に連なってい
る姫りんごを求めました
紅い実が見事でした やがて時
と共に 実が朽ち 葉が落ち・・・そして長い冬を終え みどりの
新芽が息吹き 緑の葉をたわわににまとい みるみるうちに蕾が顔を
だし 白い花が開き・・・どんなに喜んだことか つい先日の春の日
のこと 花数こそ少ないけれど 見事な咲きよう
胸躍りました 秋になれば この花が 紅い実に変身する・・・
わくわくしました 花が幾つ咲いたのかと数えたくなる面もちでした
けれど なんと 哀しいことに 実はたったひとつ そんなの・・・
許せない と悔しい思いでした この満開の花の後 酷い雨 強い風
その風雨に飛ばされたのでしょうか・・・それとも結実できなかった
のでしょうか それでも このりんごのすぐ傍に 軸がぶら下がって
いますから 実になりかけていたのかも・・・・
満開の花の時(4・21)と 今日の紅く染まりかけた実の写真です
たった一つでもいい 秋をしらしてくれたのです 喜ばしい
もう 真っ赤に染まるまで 何処かへ行かないでね
最後まで 命 果てるまで見届けたいから
この暑い夏の日々にも よく耐えてくれましたね
小さな鉢の中で・・・しかも枝が切り詰められた状況の中で・・・
立派だと褒めてあげます そしてその頑張りに敬意を表します
本格的に秋が来ています 秋 あき なんとなく嬉しい
長い冬が終わり 春が芽吹く季節の変わり目も 心 踊りますが
この暑さから いやな風から解放されて 透き通った風に巡り会い
豊穣の時を迎える喜びも また 春とは違った味わいで 心 満たさ
れていく
自然の営み 自然の持つ力 今更ながら 感心し こころ打たれます
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