2015年3月11日水曜日
春のおやつ
冬が舞い戻って来た
なんと執念深いのか と 問い詰めたい
だが 誰に言うべきか もぐもぐとわめいたところで
聞き入れられるはずもなく
それでも 哀れと思うたのか
久し振りに美しい青空を見せてくれ
風も冷たい けれど 空に浮かぶ雲は 春の気配が・・・・・
天を仰いで 眺めて せめてもの 慰みか
春の様子をほのめかしながら 冷たい風を送り込み
地上の熱気を奪い取ってゆく
身震いしながらのお茶の時間
春を待つ心をもて遊ぶなか
春のお菓子が・・・・・
桜の花びらに包まれて 中から転げ出たのは
サクランボドロップ
ピンクの可愛いビー玉のごとしのあめ玉
おお〜なんとなく懐かしい
子どもの頃こんなあめ玉を 頬をふくらませて味わった
そんな懐かしい雰囲気のドロップ あめ玉さん
そして はるばる届いた九州のお菓子
九州から さくら新幹線に乗って 旅してきた
唯 新幹線に乗ってきたというよりは さくらに乗ってきました
と なんと春めかしい
そしてこれまた お菓子が 大切に和紙で包まれたその先のひねり
おや〜 ここにも春の息吹が やがて来るであろう春爛漫を
思わせる
ひねりの先が なんと薔薇の花を模している
たまたまその一つだけかと思ってみるが
他のも全部 薔薇の花
もっと花開いたのも そして 蕾もあって・・・・・
やさしい心遣いが 感じられ 作り手の心が伝わってくるようで
包んだ 風呂敷を結ぶように結べないからひねった
その時 偶然そうなった とはとても思えない
一つだけなら ともかくも 箱に並んだお顔がそれぞれの表情を
いいですねえ〜 その心遣い
外は寒くて冷たくて 冬の逆襲に 身震いすれど
春が 懐に飛び込んで 嬉しい思いに包まれて
なんとなく幸せ感を感じ ああ〜 生きている
生きているからこそ こんな小さな物にも 喜びが感じられる
このお菓子 薔薇に見えると言うことが
私の勝手の思いかも知れませんが でも でも・・・・・
お菓子は 博多の如水庵・・・・・
例え間違っていても 私の思いはそう見えた そう思った
それで幸せなのだから いいことにします
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