2015年10月28日水曜日

深まる秋





昨夜から降り出した雨は 朝にはすっかり上がり 気持ちのよい
陽が燦燦と地上に降りそそぎ 秋にはほど遠い陽の輝きかと
思わせたが・・・・・かなり強い風が吹き やはり冷たい
けれどもしばし動くと汗が滲む
冷たさと暑さとがせめぎ合い やがて 本格的な晩秋を迎える
朝から外出 京都まで そこに降り立ち 歩いた公園
秋が深まり 木々の葉が 色をみせ 秋の光りと絡み合い 美しい
ハーモニーを見せていました
思わず立ち止まり 木々を見上げ その美しさに我を忘れて
その中に留まり 遊び戯れて 木の精と風の精とお喋りを・・・
なにを話そう 夢の続きか 生きる坂道のことか 命のことか
いやいや 話したい 戯れたい でも あなたたちと 踊り 笑い
しているわけにも・・・・儚くもこの世のしがらみがある
この世の現実が歴然とある また また いつの日か
かさこそと歩くたびに音がする 木の葉の叫びが聞こえる
なにか話したがっている 
でも 話を聞いてよと 足を引っ張らないでね
ほら鳩が 来たわよ 鳩さんとおしゃべりしてね
小鳥も鳴いているよ 友達が欲しいと・・・・・

公園の中に足を踏み入れると 誰もいない
どのベンチも空っぽ 木の葉が舞い落ちる音と小鳥の鳴く声が
静寂を破るように 響くのみ
足下の木の葉を踏みながら歩くと 鳩が寄ってくる
人なつっこく 木々の木の葉から漏れる陽ざしが柔らかく
気持ちのよい深まりゆく秋の公園
心癒されて 素敵な時間でした ほんの僅かな時でしたが・・・・・
 

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