2013年8月15日木曜日
神々しいまでの夕陽
終戦の日と言うべきか
敗戦の日と言うべきか
角川書店の創業者で国文学者の
角川源義は「終戦」という言葉
を嫌った 「あれは敗戦だ 終
戦なんて簡単に言うな」と
怒ったとか・・・・・
一般的には終戦の日
68回目の記念日
その当時の記憶はなにもない
子どもだった事もあったし
山奥の田舎に疎開していたこともあったからか
まわりで大人が見せた態度 表情 それらなんの記憶もない
勿論 かしこまって玉音放送を聞いた記憶もない
それが良かったのか どうかはわからないが 唯 自然に時の
流れの中を 黙って受けて生きてきた 哀しくも 寂しくもあった
生活の日々 今 思えばいろんな記憶が 甦ってくる
懐かしいと喜んでいられる記憶ではない
今の平和を 感謝するとともに 守らねばならぬと思うが・・・・
世の中は 逆行の道をたどりはじめているようにも見える
よくは解らないが・・・・・
次男家族と外出 その帰り道 車の中から眺めた夕陽の美しさ
圧倒されるほど煌めいている やがて山の端に落ち込むというのに
そしてその太陽の大きさ いつも見る 眺める太陽より 一回りも
二回りも大きい 何故?と疑問に思う程 大きく見え大きく感じた
ああ〜 カメラにと思うが 後部座席にいるのでは シャッターは
切れない 陽が落ちないうちに帰りたい
我が家にたどり着き車から飛び降りると 一目散によく見える場所
近くの堤防へ・・・走りました
荷物を持ったまま カメラを片手に・・・・・
見事 心うたれました やがて6時になろうとする時刻
しばし呆然と眺めやり 立ち尽くし ああ〜なんて美しい
太陽を神としていた頃の人達の心が解るような 美しい
その言葉しかない 神々しい
今からどこへ旅立つのか ともに旅立ちたい思いすらする
川面にしっかりと自らの姿を写し取り 消え行く姿を残しつつ
やがて山の端に 闇の中に消えて行く さらば〜と
終戦の日 赤い太陽を眺めつつ 心から平和を祈りて・・・・・
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