空気が冷たくて透き通っているからか 凜とした夜空に月が美しい事
昨夜は満月だったようで 今宵も美しい月
冷たい外気の中で浴びる冬の月もいいものです
昨日の太いつららは 今朝もしっかりと残り 朝の冷え込みが厳しく
それでも幾分やわらいだ寒さにつららも水鉢の氷も 見事に消えゆき
明日から暖かさが戻るのを知りえているようでした
けれど この寒さ 植物にはこたえたようで 哀れな姿をあちこちで
見せています
鉢植えのビオラやシクラメンは 水涸れのような姿です
事実 水不足だと思いますが 解っていても 土が 凍土になって
いますから 水をあげるわけにもいかず 可哀相だと思いながら
黙って見詰めるだけです
本来なら 葉を落としているはずなのに 暖かかったこともあって
葉を落とさずにいる花木や 冬でも元気なセージたちのハーブ系は
まるでそこに幽霊でもいるのかと思わせる姿です
今朝 雨戸を開けてその姿に おやおやどうしたの 惨めよ
哀れよ と声を掛けてみましたが・・・返事もなく うなだれている
だけでした
まさに冬枯れです この冬枯れは 哀れそのものですが
ふと 冬枯れを詠った歌があるのを思いだしました
〜冬がれの野辺とわが身を思ひせば
もえても春を 待たましものを 〜
古今和歌集 伊勢
この歌は恋の歌ですが 我が家の庭の花木や草花たちは
恋とは縁遠い処に・・・・・冬の冷気と戦っています
勝ち抜いたら恋が やって来るかもね
暖かい春風が吹き巡って 恋の匂いが立ち込めるかも・・・・・
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