秋の陽射しなれど昼間は暑い
10月 衣替えの季節
昔は 学生服は長袖の上着着用
セーラ服も半袖から長袖に・・
今の学校の体制は存じませんが
単衣から合わせに・・・今は
衣更えが消えていったように
思います 白の半袖のセーラー
服が 一日を堺に一斉に紺の
長袖に着替え 教室へ入れば
右見ても左見ても黒っぽく色変
わりしました 親も明日から衣
変えと前日に用意をしてくれま
した 衣更え 夏服から冬服
もしくは合いの服にと 生活に
けじめがありました そこには
生活の知恵も組み込まれ 季節
ごとの節目も見られ それなり
の文化もありました
今は 気象的に無理な状況なの
でしょう 今日も街を歩けば
半袖の方が多数いらして・・・
季節感はいずこに・・・と一寸
首を傾げたくなります
午後 友人宅の前を通りました
その時 友人に出会い 我が
家の庭を見て・・・と裏口から
庭を見せていただきました
夏の花は 枯れもしたし 姿形も悪く 哀れそのものだから
整理をしたのよと 見事に草もなく 草花の姿は見えず おお〜大胆
感心しました その思いきりの良さに・・・草すら生えていない花壇
土は乾き 白っぽくなっていました けれども 花木の中で 花壇の
端で 紫苑が見事に咲いていました 綺麗でした
台風の影響で倒れかかっているのよ・・・白と紫がかったピンクとの
二株が 風にゆられながら 午後の陽射しを受け輝いていました
蝶も飛んできて密を懸命に ゆらゆらゆれながら吸っていました
小さな白っぽい蝶が・・・・・秋の花 いいですね 紫苑 シオン
名前もいいですね 花言葉は 追想 君を忘れじ ですって
この花には 別名 鬼師子草 とも言われ今昔物語にある伝説に由来
しているそうです 親を亡くした兄弟が 兄は悲しみを忘れる「忘れ
草(カンソウ)」を弟は「思い草(シオン)」をお墓に植えて毎日墓
参 墓を守る鬼は 弟の孝心への褒美に明日のことを前夜 教えると
約束した 弟は予見者として成功を収めた この伝説を踏まえての
花言葉
でも 陽の光浴びながら風に揺れている姿を 眺めていると確かに輝
いていますが 何か悲しげで 儚くも感じました 夏の強い陽射しで
したら 唯単に輝いているだけになったのかも 秋の日だから物憂げ
に見えるのでしょうか
〜淋しさも猶(なお)もシオンののびるなり〜正岡子規
背が高くなる花です そのものを詠んでいますね
子規も野里で咲くシオンに接し 淋しさを感じたのでしょうか・・・
背丈の高い花を目にして・・・・思いもかけぬ秋をいただきました
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