この勝ち誇った姿
どうだい 俺が一番
餌を食べるのも
水を飲むのも
水浴びするのも
君たちは あとだよ
あっちへお行き
邪魔だよ 邪魔 邪魔
俺が済ませてから
君たちだよ
おこぼれを 分けてあげるよ
少しだけど 我慢しろよ
お情けだよ
朝から飛来したヒヨドリ
珍しく 日がな一日 居座って
メジロや雀達 自分より小さい
鳥たちを 追い払い 悠然とし
おれ様の縄張りと言う顔つき
餌を食べない時でも見張る
いつもなら 小さな鳥達を 追い払ってはいるけれど
ある程度 食べると 何処かへ 飛び立ってゆくのに
今日は なんといじましいこと
どうしたのよ 仲良く 分け合って食べてよ と願うのに
こちらの声は届かないのか 知らぬ顔
そっぽを向いて 他の鳥を威嚇している
ヒヨの悪戯には ほとほと困り果てます
春に咲くために 裸木は 冷たい風から 懸命に蕾を守っているのに
その蕾を 食いちぎり 食べたり 捨てたりしている
それがこちらの悩みの種
春に花が咲く どんなに嬉しいことか 希望の光なのに
少し春めいて 暖かい風が吹きはじめると 一斉にほころびる
花水木 黃木蓮 林檎 花であればなんでも啄む
一日 庭に立ちて 追い払うわけにも行かず 悩んでいます
それを少しでも防ぎたいと 餌を・・・・・
なんでも食べますね パンは喜んで食べますね
なんとか したいと思いつつ こちらの心根もくみ取られることなく
我がもの顔に 枝から枝へ 飛び回っています
憎きやつ と叫びたい程・・・・・
メジロたちが可哀想う でも彼らも したたかですよ
ちょっとヒヨが横向いているすきに 一口でも狙って食べています
毎日のように繰り返されるバトル
傍から眺めているのは 面白いけれど
一日 悠然と居座るヒヨドリに あきれ果てました
憎いほどの姿 或る意味で立派ですね
あしたは いかになるのでしょう
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