2012年3月6日火曜日

しゃれた縁飾り

今宵は 美しい月夜
久しぶりに眺める月 十四夜
明日は十五夜 でも満月は明後
日 身近に感ずる雨上がりの月
よく降りました
やっと雨が上がり 薄日が差し
その光の下で 煌めいている花
愛しいクリスマスローズ
なんと 真っ白の花のはず
けれど ほんのりと花びらの
縁が薄化粧されて・・・・
去年は 純白の花が咲いたのに
細かいギャザーを寄せたレース
の縁飾り しかも赤紫がかった
色で・・・・・
なんと愛らしい
頬ずりしたくなる愛おしさ
けれど けれども なぜなの
突然変異なの?
神の悪戯なの?
その美しさ 愛らしさ
言葉 なくし ただ見詰めるだけ
称賛の言葉も ありきたりの言葉しか浮かばず
感性のなさに嘆くとともに 
その気品 豊かさに圧倒されてますます狂ってしまう 
この花に恋をする 恋心を抱く 自らが妬ましい
乙女の恥じらいを通り越し 恋に狂うばかりに 
惹きつけられ 魅せられゆく
見てください 慎ましやかに咲くこの花
でも 何と豊かな情感を持ち 気品に溢れ 清楚なことか・・・
柔らかい月の光の下で 今 静かに眠りについているのか
それとも 今宵は 久しぶりの光に 
光の精と 花の妖精とが 語り合っているのか
どんな語らいなのか 
そ〜っと耳を澄ませば聞こえてくるかも・・・

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