暑くも寒くもなく過ごしやす
い1日 読み聞かせの会から
今学んでいる「源氏物語」の
舞台 明石・須磨に光源氏の
足跡を訪ねて小さな旅に・・
沢山歩き 各地を見て回って
きました そのことについては 追々 話したいと思っていますが 今日は今まさに桜の季節
ここ2〜3日で一気に加速
した花 さくら 明石公園の桜は 見事だ
と言う話で 足を伸ばしました
その桜のことをまた見てください
久しぶりに味わう花見
いいものですね 桜に酔いしれ
思い思いの情で見て歩く
なんと言う優雅さ
桜のトンネル ロマンチックな
風景 仲間と一緒でしたが
一人でゆっくり花の下を歩きました
甘い香りが匂うようで 落ち着
いて歩いていると 日本人が桜
を愛で いとおしむ心が解るよ
うな気がしました
中野孝次著「老年の愉しみ」というエッセイ
最初に〜生きて今年の花に逢う〜として書かれている文章
今年も春になったなと思 そして春の到来が本当にうれしい
〜若い時分には花見なんてバカに仕切っていた男が 今は年ごとの花見を待ちたる有り様だ
吉野山さくらが枝に雪ちりて 花おそげなる年にもあるかな
花を恋しぬいた西行のように切実でなくとも 花の時分が待ちどおしいのである
花というものは どうも老年になってようやくその味わいが深まってくるもののような気がする それはおそらく老いると死期をつねに意識せざるをえなくなって 花を見れば「生きてまた今年の花に逢えたか」との思いに切なるものがあるせいだ・・・・・・花を見ればおのずと花を見るのも今年限りかも知れぬ思いが浮かび それで花の味わいが一入深くなるのだと思う・・・・と書かれた文章
一人で 桜の木の下を いろんな想いをのせて歩いてみると 色々なことが思い起こされ またしみじみとした心にもなり この桜をいつまで愛でることが出来るのかと・・・・来年云々はと言う思い詰めた感情はないにしても この花を見る心情 思い なにか深いものを感ずる そうですね 若い時は 花の下でわいわい騒いでいれば楽しかったが 今はもうその気にはなれない 花の優しさに触れ 花を愛し そしてそれと同じように人も愛したいもの 中野さんのその章の終わりに書かれている言葉「花は地上のものでありながら地上を超えたものになるのであろう」 つくづくそう思います
楽しい花見でした なかなか花見にとして出掛けるチャンスがないだけに 心豊かにされて 優しい桜に感謝
再び桜に逢いまみえることを願って・・・・・
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