2012年4月27日金曜日

白い八重の花びらが・・・・・

街路樹の桜が いつのまにか
 濃やかな緑に包まれて
目映い光に輝き 風に揺れ
やがて訪れる灼熱の陽射しに
びくともしないだけのみどりの
枝をたわわにさせている
暑い 時はすでに初夏なのか
爽やかな風が吹き寄せ 
緑の葉が戯れる
小鳥がさえずり 季節の移り
代わりを告げている
庭の花たちも 春の名残を
惜しむかの如く 背を伸ばし
横に広がり 目一杯に寛いで
もうすぐ 季節が終わる
私の季節が もうすぐ終わるの
見て みて また巡りくる時まで
しばしの別れ 哀しいけれど・・・・
別れを惜しむなかで 遅ればせながら 
慎ましやかに 開いた白のチューリップ
幾重にも花びらを重ねあせて 
気品を忍ばせ 豊かに微笑む
ああ〜 春と夏が挨拶を交わす
その交わりに そ〜っと開いた
春の風がまだ残れるその流れの中で
もうちょっと待って 夏の風 

まさか白い八重のチューリップが咲くとは
まだこれから咲こうとする蕾もあって
今日のような強い陽射しは 目が眩む
待ってて欲しい この遅れてきた花たちのために
美しい 綺麗でしょう
蝶が 愛でるように戯れていました

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