2013年4月22日月曜日

レトロな建物を訪ねて

お昼過ぎぐらいからやっと
陽の光も風も 春らしく
御堂筋の木々の新芽が輝いて
爽やか 気持ちがいい
きのうまでのあの冷たい風から
解放されて 空も風も人も車も
木々も すべてが伸びやか
お昼前から出かけた備後町の
日本綿業倶楽部(綿業会館)
レトロな建物 外観はいつでも
見られるものの 館内を見るの
は難しく 月1回の見学会に申
し込みが必要 それもなかなか
順番が回ってこないとか 半年
ぐらい待たないと・・・・・
たまたま友人が倶楽部の理事を
していることもあって友を誘い
特別に見せていただいた
二人だけの見学会 館内案内と
説明付きで しかも普通の見学
では見ることが出来ない開かず
の間も特別に見る事が出来
大感激
素晴らしい建物 内装 調度品
デザイン すべてに圧倒されて
驚きました
昭和6年12月 日本綿業倶楽
部の建物として竣工 翌年1月
1日に開館
各部屋のスタイルの違い
フランス式 イギリス式等々
世界各国の来賓や会員の好みに
応じて 好きな部屋を選んでも
らいたいという設計者の配慮が
なされ その上将来の冷暖房の
普及も予想され 当時から井戸
水による冷風送気を行っていた
窓に更迭のワイヤー入り耐火
ガラスを使用している 
とにかくすごいデザインも設備も先駆的
試みがなされて・・・・・
壁面一つとってもさまざま工夫がなされ
しかもデザイン的に優れ・・・・・
目の保養させて貰い デザインのすばら
しさに刺激を受け 落ち着いた雰囲気の
中でのランチをいただき 至れり尽くせ
りのもてなしを受け充実した一日でした
建物は 重要文化財に指定されている
さまざまな配慮があればこそ 大阪の大
空襲で 一面 焼け野原になった時でも
残った建物
何処を見ても古いはずなのに 古さを感じられず大切に扱われている
近々 この建物の前の通りの外灯は ガス灯に代わるそうで ますま
すいい雰囲気になり 味わいも深くなるのでは
中味のすばらしさに唯ただ目を見張るばかり 大理石が使われている
が冷たさを感じることはなく各部屋部屋の配慮 調度品 レイアウト
すべてに学びでした
その気持ちよさにつられるように 梅田まで歩いて戻りました
地下鉄の乗るつもりでしたのに 昔 カラヤンの指揮するウインフィ
ルなど聴きに行き 感 極まって人混みでむせかえる電車に乗るのが
嫌で コンサートの感激を 胸にかき抱いて 夜道を家まで歩いて
帰ったことがよくありました
その気持ちと同じように地下に潜って鉄の箱に押し込まれるのは嫌で
春の陽差しをいっぱいに浴びながら歩く
その気持ちの良さ・・・・・素敵なご褒美を沢山いただき 感謝です
神様も素敵なプレゼントを下さるのね・・・嬉しいこと
                             

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