2013年4月9日火曜日

うめにさくら

気温は高い様子なれど
相変わらず風は強く冷たい
まるで花冷えのごとし
レッスンに出かけて通った
公園 強い風に煽られて砂が
舞い上がって・・おやまあ〜と
目を細めて通る
けれど珍しく子どもの賑やかな
はしゃぎ声が響く 
こんなに子どもが大勢いたのか
と思わせるほどに・・・???
よくよく見れば半ば散りゆきた
桜の木々の下で 母親達の宴が
なるほどと納得するものの
どの母親達も 風に髪を逆立て
ながらも楽しそうに笑い転げて
いる ああ〜彼女たちにとって
強い風に巻き上げられる土埃も
厭わないほど解き放たれている
のだと 感心して通り過ぎる
その道で見付けた見事な紅梅
紅梅だと思うが・・・・・
庭いっぱいに広げた枝に 押し
合いへし合い咲く紅の花
ハッと目を惹きつけられる
おお〜見事な咲きっぷり枝振り
拍手喝采 
強い風にびくともせず 揺らぐ
事もなく悠然と立ち尽くす
すごい まさに拍手喝采を・・・・・送る
夕方の帰り道 我が家を目の前にしての並木道 春の嵐にも負けず
まだかなりの桜が しっかと枝に・・・そしてその狭間を八重の桜
が ピンクの色をみせて咲き始め ああ〜この花が 命 終えれば
今春の桜は終わりかと いささか寂しさを感じつつ 眺むる
暮れ泥む空に映える名残の桜と八重の桜
咲き始めとは異なって 名残故か 命燃えつきようとしているからか
薄い桜色が濃さを滲ませ 鮮やかに映えて・・・・・
陽が落ちて 暮れかかった空に さくら色がほどよく染みこんで 
時の終わりを思いつつ 別れを惜しみ・・・・・
春のひと時 しばし 楽しみ 和み 慰められ
さまざまな思いの中で ありがとう 感謝あるのみ

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