昨夜半から降り出した雨
今朝になっても降りやまず
午後から時折 傘がなくとも
歩けるいっときがあったものの
夕方遅くまで降り続いた状態
昨日 病院の帰り
いつもの花屋さんに寄って見ると
入り口の脇に 萩の花が・・・・・
おお〜秋だ 秋・・・・・・
薄紫というか薄ピンクというか
その色合いの中に 白い色が
花びらが 白と重なって咲いている
咲き頃で いい花と近づいて見ると
その中に白い萩の花が・・・・・
思わず 花屋の主(あるじ)に
単独で白い花? それとも混合? と
問いかけました 単独です
その返事に
考える余地もなく とっさにいただきます
ワンケースに 二鉢だけ白が混じっていた との話
白い花の好きな 友人に その場で 急いで電話
こんな花があるの 欲しい 取り置きをお願いする
珍しい花です 萩の花自体は日本各地 何処でも見られ 決して珍しい花ではありません
我が家も 昔は庭にありました でも 濃いピンクの花色で好みの色でなく
おまけにここへ引っ越ししてきた時にすでにあり 手入れが悪かった性でしょう
お行儀が悪く 可哀相と思いながら 処分しました
今から7〜8年前に 奈良へ出掛けた時に 白い萩が咲いているのに出会い
その美しさに感激し いつかその花に出会えば 手元に置きたいと・・・・・・
その願いが叶って やっと巡り会った次第
連絡した友人も 探していたと言うことで お互いに探し求めたものが手に入り
喜びを分かち合いました
萩 普通は ピンク系の色 白は珍しく 一般的には萩と言えば 山萩をさすそうです
豆のような蝶形花 で 花言葉は 柔軟な精神
昔から人びとの生活に溶け込んでいた花で
枝や葉は 飼料 屋根葺きの材料に
葉を落とした枝は 束ねて箒に
根は 煎じて めまいやのぼせ薬に 利用していたとのこと
まさに 人間との深い関わりを持っていたようです
そして 萩は 秋の七草の一つ
その萩は 数え切れないほど うたに詠われています
万葉集が 最も多く 短歌 俳句などに詠まれています
我が家は しっかりとした鉢に入っていますので 花のある間は このまま楽しんで
花が終わった時点で 庭のいずこかに植え込むつもりに・・・・・
今日は 雨 雨にしっとりと濡れた白萩
いいですね 時々 吹く風に 露を振り払うかのように 揺れていました
なんとも言えない風情が感じられて ああ〜秋
秋の匂いが 雫の間から 立ち昇っています
雨のため 気温も低かったので 余計に季節を感じました
すぐそばで 彼岸花が 誇り高く咲いています
白萩は 平安朝の貴族女性のように たおやかに揺らめいて
そして 曼珠沙華は 悠然と立ちつくす花
どちらも 愛おしい秋で〜す
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