2014年3月15日土曜日

月とイカナゴ


美しい月 暮れ泥む空に浮かぶ
地上の全ての芥を払いのける
かのように 輝いている
ギラギラした光りではなく
落ち着いた優しい光りを
やがて訪れる闇に急ぎ足の我々
まるで守るかのように・・・・
美しい月とイカナゴのくぎ煮
そのおかしな取り合わせ
関西独特の今の季節だけにある佃煮 月とはスッポンほどの違いが・・
だけど美味 もし お酒の飲める人ならば日本酒を片手に月を 春と
冬との狭間の月を愛でながらくぎ煮を肴に・・さぞかしうまかろうに
毎年 今頃 イカナゴ 炊きましたよ いるでしょう いらない?
とは言わせないよ 取りに来て・・・・・
そのお声に いらないわけはない いただきます いただくわよ
喜んで 何はさておいても飛んでいきます
3月に入る頃から 道を歩いていると どこかでくぎ煮を炊いている
その醤油の 独特の匂いが 漂ってきて なにより春の調べが・・・
自分でも炊きたいと思うなか なかなかイカナゴに巡り逢えず 午後
遅い目に買い物に出掛けたのでは売り切れ・・・・
気張って朝から お店屋さんへ行けばいいのかも・・・・
でも友は毎年 焚いてくれます 唯々 感謝 ひと味 ひと味 感謝
しながら味わって しみじみ春の到来に喜びを噛みしめて・・・・
昨年いただいてからあっと言う間の月日 でもこうしてまた頂ける
嬉しいですね
無事に 健康を与えられ一年過ごせたことに 深い感謝
春よ早く来い もう見えているのに 本格的にはまだまだの様子
アーモンドの花芽も膨らみすぎるほど膨らみ モモの花も白さがきわ
だちはじめ 周りの木々は 浮き足立ってきました
もうすぐですね 春は・・・・
今宵の月は十五夜 でも明日の方が もっとまん丸で 満月です
今頃の月もいいですよ 秋のように透明感はないけれど優しいですよ

0 件のコメント:

コメントを投稿