2013年1月18日金曜日

優しい花たち


久し振りに内科医院へ 何処かが悪いから行くのではなく定期検診に
冷たい風が舞い 天空も輝いているかと思えば 鈍色の雲がはびこる
忙しい空模様 
太陽は顔を出したがっているが 北の雲たちは我が道を行くと言わん
ばかりに張り出してくる
そしてここぞとばかりに見よかしに 小さなちいさな雪粒を送り込ん
で来る 
医院を出ると 風花が舞っている ひらひらと・・・・北の国で降る
雪を 風に乗せて鈍色の雲は 雪粒を飛ばして 悦に入っている
風にのって舞う小さな雪粒 まるで花びらが舞うが如く 様々な曲線
を描きながら舞い 地上に降り立つ頃には 儚く消えてゆく
僅かない命 だけど 冷たい 冷たすぎる風 それでもコートの上に
或いは帽子の上に ぽつんと降り立つ雪の子は 愛おしい
愛おしいと思うまもなく散りゆくけれど 我が心を揺さぶりひととき
ロマンの心に・・・・・若き日に旅立った雪国を 思い起こさせる
ああ〜 あの時のロマンな心は 今いずこに行きしか・・・・・
遠い昔 真っ白な雪国で なにを想い なにに悩み 涙したか・・・
陽が落ちるまで北風は 悪戯を続けて 冷気だけ残して去りゆき・・
今宵の冷え込みは厳しかろうに
クリニックの前 風花の中でも 花たちは元気でした
医院のスタッフの思いやりが 寄せ植えに込められて・・・・・
落ち込んで訪れる人たちが 多い中 重い足取りで 尋ねた病院
その玄関先に 優しく迎えてくれる花たち ふと心慰められるのでは
葉ボタンなどが植え込まれ 季節感も感じられ 曇天の空に
あいマッチするピンクの花たち・・・・・優しい心遣いが感じられ 
矢張り 花は心 慰めてくれると・・・痛感
お陰で 私は何の異常もなく・・・感謝 

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