2013年1月6日日曜日

窓辺の天使の続き・・・・

冷たい風が吹き荒ぶ窓辺で
荒れ狂う雨風に悶えうつ
木の葉を眺め
強い雨粒にうたれて行き交う
人々をみやり
ジロンド川の激しい波風の水音
を まるでラドゴン王妃の叫び
のごとく耳にして
今日も窓辺に立ち尽くす

雨に打たれ 寒さに震え 身も
心も冷たさに埋もれ行くその時
雨粒が叩きつけられ 涙を流す
窓に 張り付いている天使
様々な表情をみせて・・・・
いらっしゃい 寒いでしょう
ひとやすみなさいよ
そんな声が耳に響き
ドアーを叩く
気持ちよく迎えられて
ボンジュール まずは温もりを
そして呼び止めてくれたエンジェルに 声を掛け
お友達に・・・・・とまなざしを交わし合い
旅に・・・・
木の葉が黄葉に 美しく染まっている 
何処かの猫が 窓辺でじゃれ合っている
のどかな 豊かな村 美しい村 
樹木一本の立ち姿ですら 美しい 心揺さぶられる 
そんな村から・・・

何処かで読んだと言われる文章
そうです 暮れも押し迫った日
12月29日の「窓辺の天使」の冒頭の
文章です
昨日 秋に旅をしたフランスの写真を
整理していましたら 現地での窓辺の
天使の写真が見つかりました 
生憎の天候の悪さで綺麗には撮れてはいませんが このように
窓辺にずらりと並んでいました
そしてそこを訪れたタルモンのサントラドゴンド教会の写真です
この日の様子は 同じく11月の5日に記したように厳しい土地に
建てられています 吹き荒ぶ風に煽られるように建つ教会 
その教会のことは アーカイブで読んでみてください
教会の向こうに見えるのは 川です 遙か彼方までの広いひろい川
海とまがうほどの広さ 遙か向こうの川岸は見えませんでした
あの時の荒れ狂った天候 それに想いを馳せながら 今日 今年
初めての礼拝に出かけ 聖餐を受け 気持ちも新たにして 過ごし
ましたが 今頃 かの地は 美しい村なれど 川面を吹く風は冷たく
教会の前の墓地で眠る人たちは 安らかに眠れているのだろうかと
思い あの近くの猫たちは そしてあの天使達は元気かと・・・・
そ〜っと問うて見るものの 返ってくるのは冷たい風だけ
暖かいレストランで 窓越しに雨の流れるの見やりながらいただいた
ムール貝の美味しかったこと・・・・・またいつの日か訪れることは
二度とあるまいに 懐かしい土地に想いを馳せ 懐かしみながらの
写真の整理中です

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