2013年1月22日火曜日

久し振りの夕焼け



雨も上がった午後 レッスンへ
それでも雲行きは怪しげに動き
晴れますと言う天気予報が
信じられず 荷物のなかに傘を
放り込んでの外出
寒さは幾分柔らぎ足取りも軽く
レッスンを終え 外に出れば
冷たい風が吹きはじめ 矢張り
冬の風と身に浸みる
けれど青い空 昼の月が 空
高く浮かんでいる 白くまるで
刷毛で書いたような月が・・・
十一日月 あと五日もたてば
満月になる月が 夢の中の
月のように浮かんでいる
夕方の寒くならないうちに我が
家へと・・・・
電車に乗って窓外を見ると
夕焼けが美しい 久し振りに
見る夕焼け 雨が上がり 透明な風のせいか
ああ〜 電車の中では 思うように見られない 早く 電車よ走れ
下車駅に降りると すぐ近くの堤防まで 急ぎ足 
重い荷物を抱えて 夕日が沈む 沈んでしまう もう 呼んでも
戻ってはくれない 堤防に上がる階段が 煩わしい
早く 早く 心はあせる 
やっと堤防にたつ もう川の水面は薄暗く 陽はすでに落ちなんと
している 
だが この美しさ 遙か彼方の山の端へ そこはまるで地獄の釜の
ように燃え立ち 得も言われぬ美しさを醸し出している
ああ〜心が燃え立つ 何処へ 陽はゆくのか 燃え立つ炎をあげて
陽は落ちてゆく 心たぎらせて 消えてゆく
燃えさかる陽 まるで若き日の恋の炎のように・・・・・
懐かしいような炎 ああ〜 あんなに燃え立った日もあった
狂わしいほど燃え立つ時が・・・・・
だが 心静まれと諭すが如くに 東の空は 同じ空の 同じ時間帯
なのに 東と西とのこの違いよう
東の空は 猛る心をなだめるように静かに雲が流れ
ピンクの衣をまとい 美しいハーモニーを薄いブルーの空に描き出し
ている
同じ空 同じ時間 同じ場所 首を回しただけの空の世界
自然は実に面白い 心揺さぶり 詩情をかき立てる
詩心のある人ならば 美しい言の葉が綴れように・・・・・
哀しいかな 唯 ただ 心揺すられるだけ・・・・・
でも 昔 昔 遙か昔に こんな詩(うた)を 書き連ねました
何十年前に・・・・・
ふと思い出しました ノートの端くれに殴り書きした言の葉
今の季節ではなく 夏の日に・・・・・
〜暑い夏の日の夕刻
靄の立ちこめる川岸にたつと
残り火をギラギラ輝かし
赤い太陽が 水面に沈むところだった
燃える太陽を ジーと見つめていると
遙か夏の日の恋が 思い出されてくる

炎々とした恋
狂おしいまでに乱れた心
恋という名の短い命だったけれど
青春のいちページを飾って
今は過去に 葬り去られてしまった
ああ 陽が沈む 水底へー

遠い昔のこと こんな事もあったのでしょうか・・・???

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