2010年6月12日土曜日

明日香の村で 続き〜夕陽〜

爽やかな風が強く吹き 気持ちがいいと
しかし 暑いこと
陽は燦々と輝きましたが
今日まで 明日から雨 雨で
梅雨入りの様子
夕陽を見ることは 当分叶わぬこと
明日香へ旅をしての一日目
古民家にたどり着き ほっと・・・・・
各自 好きな場所で 寛いでいる時
誰かが 甘樫丘の上で夕陽が見たいと
賛成! 急いで戸締まりをして
車を走らせて 途中 飛鳥川の川縁で
みんなで記念写真まで撮って甘樫丘へ
甘樫丘は 国営飛鳥歴史公園の一部で
飛鳥の里を見下ろす標高 148mの
小高い丘で 北方に耳成山 香具山
西方に畝傍山などの大和三山や
藤原京 飛鳥京などの大和の美しい
風景 のどかな里が眺められる
とのことで みんな心がはやった
夕日に染まった風景が見られるとは
思いもしなかっただけに
誰かの一声に あっという間の行動
甘樫丘はいつでも見られる
しかし 夕陽は 限られている 
素早い 見事な動きにおかしいほど・・・・・
丘全体が国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区となっていて 
丘の登り口には 丁寧な案内図など配備され 道がきちんと整備されているから
迷うことなく 丘の上まで歩ける 
かなりきつい坂道もあり だらだらとした道を
ゆっくり歩くこと30分ほどで 展望台へ
息を荒くしたところもあるけれど なんと素晴らしい景色 
感動! 息も詰まるほど 素晴らしい!
眼下に見事な大和の 飛鳥の里が・・・・・・連なる山々
やがて傾きはじめた太陽が 眩しいほどに 里を山々を
あかね色に染めゆく・・・・・なんという景色
なんというべきか 柔らかい名残の陽が 辺りすべてを包み込んでゆく
まろやかに 懐にかき抱くように ふんわりと 魔法をかけたように
無事に終わりゆく日に 感謝のこころで・・・・・
展望台から 去りゆくことに・・・・・名残惜しい 
すべてが闇に包まれるまで その場に立ちつくしたい心根に別れて
喘ぎながら昇った丘は 丘と言うよりは森に近く
緑が豊か 万葉の植物も沢山あり よき森林浴の感じがする
所々の樹にぶら下げてある植物の名前当てのクイズも楽しめて・・・・・
なんと歩いて上り下りする道は 万葉集に歌われた植物を散策しながら
楽しめる万葉植物園路だった 
何の樹でしょうと言う名前当てと同時に万葉の歌が記されて
いろんな意味で楽しめる
随分 前にきたことのある友人は 前はこんなに整備されていなく
土の路で・・・・・途中の休憩所もなかったと話していました
よくなったのでしょう でも まむし注意の立て札には驚きました
甘樫丘は 古くは日本書紀等の中に記述があり 
7世紀前期には当時の有力者であった蘇我蝦夷 入鹿親子が大邸宅を
構えていた場所でもあると言われている
丘の上からは 遠くの生駒山 葛城山 二上山 金剛系の山脈も望める
とにかく感動しました 
緑の木々に 明日香村の集落 藤原京などの見事さ 残光の美しさ
等などに感激して 帰路は 暮れなずんできた中で 水落遺跡を歩き
栗の花の香り漂う古民家へ 帰り着いたのは8時少し前でした
有意義な一日 幸せな日 
小さな小さな川を流れる水の音が 快く響いて・・・・・眠りへ

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