2012年8月29日水曜日

一輪の花

朝から怪しい雲行き 洗濯物を
干せば小雨がぱらつきはじめ
慌てて中へ取り込む始末
降るでもなく晴れるでもない
どんよりとした空模様
昨日 報告しました教会員姉妹
の葬儀式へ・・・・
残された家族の事を思うと胸が
痛みます
ご主人からも息子さん達からも
愛されて愛されて旅立った彼女
息子さんと我が息子との関わり
があっただけに 彼の心根を
思うと涙が溢れてくる
お母さんがあなたたちを愛した
慈しんだその思いを胸に 強く
たくましく生きて欲しいと祈る
最後の別れ 花を胸元に捧げる
苦しみも無く穏やかな表情 今にもにっこり笑顔を見せて 
お久しぶりの声が聞こえてくるような そんな安らかな姿に別れを
告げて・・・もう会えないのね あのね と話しかけてくださる様
な感覚に・・・この世ではもう逢いまみえることもなく 哀しいけれどこれもさだめ 別れを告げて外に出て出棺を見送る サヨウナラ 天の国で会いましょう 忘れないでね 
人が散り散りに去って行く 寂しさだけが取り残された教会
ふと 表通りにの植え込みを観ると 夏水仙(玉すだれ)が 一輪
咲いていました やや首を傾げ 旅人を見送るかのようにわずかに吹
く風に揺らめいていました たった一輪だけ この花の季節も終わり
だったのでしょう すごく印象的でした 何処にでも 何処の庭に
でも咲いている花 今 見送ったばかりの彼女が 舞い戻ってきた
ような錯覚におちいるほど 印象的でしかも可憐でした
教会のすぐ前の家の庭では ムクゲが 元気溌剌に山のように群がり
背高く伸びてすくすく育っていました
息子さん達 この花のようにすくすく伸びて(もう大人ですが)元気
に暮らして欲しい 花たちもそう願って 風に揺れながらメッセージ
をパワーを送ってくれているのでは・・・
彼女の好きな聖書の箇所を 今 改めて読み直して 平安を祈りつつ

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