2011年5月20日金曜日

宝石のような虫さん

朝5時起床 先ほど眠ったばかり
そんな思いにとらわれる目覚め
9時からの修学院離宮拝観の約束
遅れてはなるまいと気がせいて
お天気に恵まれての拝観
陽射しは強いけれど 木陰に入る
と 風は冷たく爽やか
それにしても緑が美しい
1時間20分ほどの見学コース
山と言うべきなのか 丘なのかに
そこに点在する離宮を巡るのは
かなり足に負担がかかる
遙か彼方に市街地が 後ろは
比叡の山と かなりの高さの山
その巡り歩く中で下離宮の寿月観
の前庭で ふと見つけたもの
砂利石が敷き詰められた中に光り
輝く何かが・・・・
案内人の説明を耳で聞きながら
近づくと なんと虫 なんてきれいな虫 
思わず 仲間に 見て みて きれいよ と叫びたいほど
急いでカメラを・・・・・小さな虫です 初めて見る虫
瑠璃色にモダンな図柄の衣をまとい 君の名前はと尋ねしも
声もなく ただ ひたすら陽を浴びて 動く気配もなく
カメラに収めて もう一枚 もっと近くで 
顔を近づけると ひょいっと先へ ああ〜 飛んでしまった
嫌われてしまった 
きれいな虫です 光り輝いています 家に帰るとすぐ調べました
見当もつかず いかに探すべきかと迷い まずは昆虫で 昆虫だと言うことは 足の数 頭 胸 腹の別れ方で解りましたから・・・・・
カミキリムシの仲間かとも 思いました かの虫もきれいです でも 輝きというか光沢がないから違うだろう でも やっと見つけました やっと 間違いないでしょう
「ハンミョウ」です 一匹ではなく 二匹でした 写真を大きくして見て初めて二匹だということが解り しかもオンブの状態でした 悪いところにお邪魔したのね 交尾していたようです 
砂利石の上に宝石が転がっているようで いいもの見つけた 初めての出会い
嬉しいこと まあ〜市街地では見ることがないでしょうし 森か林に行けば見られるのかも知れません でも幼虫は 土の中で暮らすそうです
また 全身が 赤 緑 青に輝き 虫によって多少は色が違うみたいです
路上に多くいる 人の気配がすると 先へひょいと 先へ 先へと飛ぶさまから「道しるべ」とか「かみちおしえ」と呼ばれるそうです 餌はたの昆虫を捕食する
とにかくガラス玉のようです いいものに出会い 巡り合わせ 良き巡り合わせに感謝です
離宮の中には モミジが多くあり 秋には素晴らしい紅葉が楽しめることでしょう
そのモミジ カエデかも知れませんが トンボが いっぱい連なっていました
緑の葉が瑞々しい枝の先に 赤い色の翼果(よっか)が 垂れ下がり 美しい色合いを見せていました 翼果のことを 私たちは ブーメラン トンボ ヘリコプター プロペラとも呼びますよね
風に吹かれて果実の旅 子孫繁栄の旅 種子の旅行 木は木で どうやって子孫を残すか それぞれに考えているのですね 木が真剣になって考えたのでしょう それなりに生きていくために 種を残すために・・・・・自然界を上手に利用して・・・・・
プロペラは 特にグリーンのはよく見かけますが これほど美しい朱の色を見たのも珍しいことです
庭園の中 至る所で見られました 同じ種類の樹木なのでしょう きれいですね
若やいだ緑に 朱のプロペラ 陽の光を受けて きららと輝いていました
暑すぎるほどの一日 多分夏日だったことでしょう 緑豊かな界隈にいたので あまり暑さを感じることもなく過ごせました
修学院離宮の近辺を歩き 曼殊院も拝観してきました
離宮のことについて 報告することも ここに書き記すのも一つの方法かも けれど 何処かの本を見れば解ることであり また 感じたこともありきたりな平凡な言葉しか綴れないでしょうから 珍しい出会い ハンミョウ 宝石のように輝く虫との巡り会いを・・・連ねました
もう生のある限り 出会うことはおそらくないことでしょう
いいものみたよ〜 素敵な虫でしたよ〜 こんなきれいな虫もいるんだね 
なんでも珍しいものに出会うと なんだか得したような気分になります 面白い心根ですね

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