2015年11月11日水曜日

鴨居玲展へ




朝から風強し しかも冷たい おお〜冬近しをもろに感ずる
時間との争いというほど忙しいのに 午後 早々に外出
伊丹市立美術館へ
忙しい中での息抜き 息抜きを時にはしないと ストレスが・・・
それが証拠に 出かける時は 肩がこっている 首筋が痛い 背中が
変だといろんなことが見られました しかも行く時は 足も重い
そんな感じでしたが なんと帰り道 全てのもが吹き飛んでいました
足取りも軽く思ったより速歩で・・・・
息抜きって大事なものと 痛感しました
その美術館で 「鴨居玲〜踊り候え〜」展 を観ました
10代の自画像から絶筆まで 57年の生涯で残された油彩の代表作
それにデッサン・遺品 などを訳100点が展示され 鴨居玲の存在
感を改めてみることが出来ました
鴨居という画家が存在していたことは知っていましたが 実際の作品
を観たのは初めて どの作品も 本人自身の心のうちがよく出ている
ような気がしました
そうして観ていると 随分と本人自身苦しんで描かれたのは 或いは
心の闇や 思いやりをいかに表現するか したか 人物像の顔の表情
苦渋 髪の毛の乱れ その一本一本に 描き表されているか 感じ入
りました 
見終わった後は 美術館と柿衛文庫との間にある 美しい手入れの
行き届いた庭 柿の実がたわわに稔る木の間を飛び交う小鳥を眺めて
いっそう心落ち着きました
随分 昔 40年ほど前でしょうか 鴨居羊子さんの個展を観に
行ったことがあります 知人に連れられて いい人紹介してあげると
行った先は 鴨居羊子展でした 小さな美術画廊での個展で 何点か
の絵が並んでいた記憶があります
下着デザイナーと言うことは承知していましたが 絵画の個展会場に
こちらが当惑しました 座り込んで いろいろなお話を聞きました
まだ自分が 手仕事を始めたばかり よく解らないことばかりで
今にして思えば残念でした あれもこれもお聴きすればよかったと
その弟さんが鴨居玲 お二人ともすでにこの世には存在せず
天の国でなにをなさっているのでしょうか
油彩画は 暗い色が多く絵事態も暗い けれどその中で 赤 朱色
そしてエメラルドグリーンの色の使い方は見事 美しい!
赤系一色の絵 嫌みもなく うるさくもなく 惹かれる何かがあり
満足の一日でした

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