2010年2月25日木曜日

かぐわしい香り〜そして桂川〜

昨日に続いて 春うららの日和です
暖かすぎます 庭では 小鳥たちが
おおらかに 飛び交い 餌をついばみています
隣の庭に在住する野良猫さんは 
憎らしい程 気持ちよさそうに
草むらの上に なが〜く伸びて
お昼寝しています
この暖かさにつられて 草花たちは
いかにと思い 庭に降り立つと 
なんとなんと 甘い なんとも言えない
香しい匂いが 鼻先をかすめていきます
この匂い? こんなにあたり一面に 匂いが立ちこめているのは なに?
どこから? 一瞬 狐に包まれたような感覚でした
昨日も一昨日も 匂いはしなかった
でも 近辺に匂い立つような花木はない 
庭の端から端まで 小さな庭なのに歩いてみまして 驚きました
匂いスミレが 一面に 草花たちの間をすり抜けるように咲いているではありませんか
そう 懐かしい匂い これはスミレの匂いだったんだ
背が低く 地面を這うように咲いているので 気がつきませんでした
今日 始めて咲いたのではなく 2〜3日前?から咲いていたのでしょう
気がつかなかった 気づいて下さいよ! 今日は〜と挨拶を送ってくれたのでしょう
まだまだ寒い日は 来るでしょうが 心 浮き立ち 華やいだ気分になります

昨日 桂離宮へ行き その帰路 桂川の横を通った時に おやっ〜と
思ったことがあると書きました
その疑問は解けてはいませんが 
桂川は不思議な川
ということだけは解りました
桂大橋のあたりではかなりの川幅です
その桂川の経路が解りました
京都市左京区と南丹市美山町との境の
佐佐里峠のあたりが源流
左京区花脊まで南流ー花瀬南部で西へと
流れを変え 右京区京北町を東西に横断
南丹市日吉町の世木ダム・日吉ダムを
経由ー亀岡盆地へ南流ー園部町・八木町
亀岡市中央部を縦断ー保津峡を南東に流れ
ーふたたび京都市に入る
嵐山で京都盆地に出て南流ー伏見区で鴨川と合流ー大阪府との境で木津川 宇治川と
合流して淀川となる
すごい旅で 淀川として大阪府を流れ海に・・・・・・
その流れゆく旅 そのところ処によって呼び名が替わる
一本の川で 流域によって何度も名前が変わるのは 珍しい川とされている
ちなみに 呼び名の変遷は
京都市右京区京北町・・・・・・・上桂川
園部町に入ると・・・・・・・・・桂川
亀岡市に入ると・・・・・・・・・大井川
亀岡市中域から嵐山あたりまで・・保津川
嵐山公園あたり・・・・・・・・・大堰川(おおいがわ)
嵐山を出ると・・・・・・・・・・桂川
すごいですね
嵐山あたりまでなんて表現されているけれど 境界線があるわけでもないでしょうから
どこからが ここらあたりなのでしょう
面白いというか 昔の人たちの関わりがあるのでしょうか
こうしてみると 家の近くを流れる川も 源流から調べたら 
いろんなことが解るかも知れませんね
昔 若き日に 鈴鹿山脈を源流として流れる愛知川を 下ったことがあります
鈴鹿の朝明渓谷から滋賀県側におり 頂上からすぐ下がったところから
ちょろちょろ流れ始め 鈴鹿の山を下って 紅葉尾 永源寺 近江平野 八日市
と流れゆく愛知川下りを 友人と二人で 歩いたことを思い出します
最後は琵琶湖へ とうとうと 大きな川となりて・・・・
詳しいことは解りませんが 矢張りここもいくつかの川が合流して
最後は愛知川となって琵琶湖へと・・・・・でしょうね
その頃は 山登りが面白く 山の中 水の流れに従って 
誰一人歩いていない道なき道を・・・・・静かでした 水も綺麗で澄み切っていました
いま 思えば懐かしいが 親が知っていれば 驚く冒険でした
もし 川にでも 瀞にでも落ちていたら 助かることはなかったでしょうから
でも 若かったから そんな冒険が出来たのでしょう
近江鉄道に乗って 近江平野を 田園の中を 走ったあの時の思い・・・・・・
探せば あの時の記録があるはず ・・・余分な話しでした
よき 青春時代でした

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