2012年11月5日月曜日

雨です 洗濯物が〜




朝から雨 洗濯物の山を眺めてうんざり
暫く見ていない庭はいかにと思えど 
雨 あめ・・・・・
お陰で庭ならぬ部屋は 満艦飾
美しい眺めとはほど遠く・・・
ああ〜と口から出るため息
ロマネスクの旅 雨もなく快晴の日和に
喜んで過ごし なんていい旅と思いきや
最後の日に とうとう雨に遭遇 それも
ほんの僅かな時間なれど すごい風雨
タルモンのサントラドゴンド教会を
訪れた時に・・・雨とのランデブー
美しい村にある教会 ジロンド川の岸壁
に建てられている 587年に亡くなった王妃ラドゴンド(聖人)の
聖遺物を有している サンチャゴコンポステーラの重要な通過点
岸壁に建てられてはいるものの ジロンド川がすごい 広い まるで
海を観るがごとく 対岸は遙か彼方 川べりには 海の如く波が打ち
寄せて返す有様 おまけに悪天候 激しい風が吹き荒び うなり声を
上げてのたうち回り 雨は 道が川に変じるほどの勢いで降る
しかし わずかな時間で 雨は 風は打ち消され 静かな平和な村に変わりゆく 細い路地に家々が建ち建ち並び 草花が咲き 緑の木が
たわわに茂り 猫が行き交う 声を掛ければ寄り添う猫・・・・・
いったいあの風雨は あの猛り狂いは 王妃の叫びなのか 泣き声か
王妃の生い立ちは よくは知らないが・・・哀しみの声に聞こえる
そこで昼食を済ませ 一日の予定を終え 帰途に・・・・・・
そのバスの中から見る夕焼け ああ〜先ほどまでの空はいずこにか消
え 夕焼けの美しさ 広い ひろい 遙か彼方の地平線まで見渡せる
田園地帯をひたすら ボルドーに向かって走るバス その天空に広が
る夕焼け
明日の帰国を祈るが如くの美しい夕焼け・・・・あの雨は あの風は
いずこに行きしか 新しい旅立ちをしたのか お疲れ様でしたと
夕日が 明るい陽を送り 茜色に空を染め行く 
無事の帰国を祈ってくれるのか
やがて闇が訪れように・・・・・一路 ボルドーへ
フランス 最後の眠りの地へ

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