2012年11月7日水曜日

花アレンジ〜11月〜


つい先日 ここに10月の花のレッスンを報告したばかりなのに 
もうレッスン日が巡ってきて 一体 この間何をしていたのでしょう
日の過ぎゆく速さに驚き ああ〜この調子でいけば すぐに新しい年
が巡ってくる
秋が深まっているなか もう少し秋らしい花材があてがわれるのかな
と 思いきや 明るい色の花 トルコキキョウ ばら いずれも優し
いピンク 赤みがかったガーベラ ライムカラーのスプレーマム 
なんとなく春の柔らかさを感じ さていかに活けるべきか アレンジ
すべきか悩んだ果ては・・・・・いかに・・・・ 
器は 秋らしい器を用意していましたが ひょっとしてと白い鉢も用
意していましたので その白い器を使って ユーカリの枝振りが面白
かったので 思い切って大胆に活けてみましたが・・・・難しい!!
難しいですね どうも上手くいきません 毎回申しますが いつにな
れば これは我にとって上出来だと言える作品が仕上がるのでしょう
そんな事を 心の中でぐちぐち思いながら それでも 心が癒されて
満ち足りた思いに囚われていく・・・・・上達 進歩も大切でしょう
でも でも 心安まり 楽しめるひと時が与えられる それは この
うえない喜びであり 至福の時でもある それを得られる それは 
なによりの神様からの賜物でしょう 夕方 暮れ泥む空を見上げなが
ら 家路に急ぎ足で・・・・・ どこからか 秋刀魚の焼く匂いが
漂ってきて・・・・・
子どもの頃 夕方まで目一杯遊び回り 暮れ始めたなか 母親の声に
友たちと別れの挨拶を また あした 遊ぼうなあ〜 と声かけ合い
それぞれの家に そんな時 何処かの家では 秋刀魚が・・・・
陽が落ちて影も見えないそんな時の秋刀魚の匂いを 思い出しながら
更に足が速まりゆく
昼と夜との挨拶を交わす狭間で 秋刀魚の煙が立ち上り 匂いが流れ
外灯の明かりが ぽ〜ッと灯り 花材の重さも忘れて 幸せと平和で
ある喜びが みなぎっていく

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