2012年5月12日土曜日

遙か昔に〜


冬が来た〜 と大声で叫びたい
冷たい風 吹きさらしの駅の
ホームでは 電車を待つ人々の
顔が一応に寒さに震えていると
いう感じがする
どうしたの?この気候 緑が
美しい季節に寒さで 身が縮む
とは・・・・・
コートを着ている人が多く見ら
れるありさま
隣町の大学へ 生涯学習講座を
受けるために足を運びました
今日から10回 毎週土曜日の
午前中 公開講座のチラシを見
た時に よし〜学ぼう と決心
わくわくして心 勇み立ち
キャンパスへ・・・・・
近くにある大学なのに 初めて
門をくぐりました
なんと驚きました 
こんな緑が豊かとは 教室の窓
から(2F)眺める緑のたおや
かさ まるで森にいる感覚になる
校内を歩けば森林浴しているかの如く 光を浴びた緑が香しい匂いを放ち 心休めてくれる しばしベンチに座って 静かに時をやり過ごしたいという思いに駆られて・・・・・
広い幹線道路から少し入っただけのキャンパスにこのように恵み豊かな森があろうとは・・・学ぶ学生達は幸せですね
その帰り道 住宅街を歩いていると ある家の垣根から這いでて 顔を見せていたムラサキツユクサ
一瞬 足が止まりました 最近 殆ど目にしていないだけに懐かしさがこみ上げてきて
子どもの頃 我が家の庭にたくさん咲いていました
庭ではないですね 裏の土地に(戦争で家は跡形もなく・・・)父がせっせと畑を耕していました トウモロコシ なすび 胡瓜 トマト エンドウ豆などちいさな畑でしたが通路を作り その脇に石を並べ その石の隙間から ムラサキツユクサが 通路にこぼれるようにのさばって花を咲かせていました
綺麗だと 摘んで中学生の時 学校へ持って行ったことがあります でも 花瓶に入れてもすぐ萎れてしまうので ああ〜この花は駄目なんだと 学校へ 持って行ったことをしまったと思ったことがあります 高校生ぐらいまで 学校へ 誰かが花を持ってきて 教壇に飾りました 先生の机に・・・・勿論花をわざわざ買って持ってくるのではなく 誰もが庭の片隅で 咲いたものを持ってきました 野の花と言える状態の花を 秋は殆どが野菊でした
戦後 幾年かは過ぎていますが 食料が思うようになかった時代 空き地は 野菜作りに最適でした ですからこの花を見た途端 父と母が 庭で働いていた姿が 思い浮かんできました 懐かしく 久しぶりに 両親に想いを馳せました
父は仕事していましたから 朝とか夕方 或いは日曜日に 畑仕事をしていました
子どもの頃はなにも知りませんでしたが 
このムラサキツユクサは 花茎の先端に集散状の花をつけ 朝 咲いて 午後にはしぼむ
一日花です 花生けには向きませんね でも次から次へ咲くので花の期間は結構長かったように覚えています

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