2011年9月4日日曜日

町家へ・・・・・

台風一過とはならず 風だけは去ったが
しぶとく雨は残り 朝から降ったり止ん
だり嫌な天候
暑い夏の初め頃に生まれた約束 京都に
移り住んだ友人の誘いで 町家で昼食を
と・・・朝から3人の友と連れだって
出掛ける 烏丸駅での待ち合わせ そこ
から何処へ?
友の後をついて歩き たどり着いた処は
油小路通仏光寺下るの秦家住宅 
京都の町並みの風情が感じられ 薬屋さん?奇應丸の看板が 目に入り思わず懐かしいと ここよと 奇應丸の看板の町家 その門前の引き戸を開けて中へ・・・ 
秦家は創業 元禄13年 
初代松屋興兵衛から12代
薬業を商い奇應丸を調合してい
た 江戸時代末期(元治元年1864)
におきた戦乱による大火で消失
後 明治2年(1869)に
再建された 築百四十年の家 
そこでは様々な催しが執り行われている 見学 料理 料理の会 と ここで積み重ねられた独自の生活文化の暮らしの息遣いを大切にしながら公開
そのお料理をいただくために・・・・・すごい 格別取り立ててどうととか言うお料理ではありませんが そこには京料理の味わい 雰囲気があり 手入れの行き届いたお庭を眺め 
ながら食する なんと贅沢なの
でしょう 器にも使い込まれた
物のよさがくみ取れ 感激
雨にしっとりと濡れた庭の緑に
心癒され 素朴なお料理に
満たされて・・・・・
案内もお運びも 秦めぐみさん
がして下さり 秦家の代を継いで行かれる方でしょう 
お料理の本も出版されていて 京料理では名が知れているのでは・・・・・落ち着いたすてきな方でした
昼食 夕食とどちらも一日一組だけのもてなし 家族大事な集まりの時などに利用するのもいいところだと思いました 看板が出ているわけではなく 静かな雰囲気で お友達の家に出向いたような感覚で 色々説明を聞きました 障子の入れ替え すだれの取り外し すべてその時が定められていて・・・・・
今日は お天気が悪く 涼しい日でしたが 扇風機とうちわだけ エアコンがあるわけでもなく けれど 上手に風が取り込める様になっていて その折々の工夫がみられ 生活の知恵が隅々まで行き届き まさに感心のひと言
お料理も特別な材料を使って作られているのではなく どこの家庭にも転がっている材料で心込めて 切り 刻み 炊く 漬ける 和える その単純作業 
茄子 おくら 茗荷 大根 胡瓜 人参 湯葉 わかめ 玉葱 三度豆 鯛 鮎等など
お魚は別として 野菜などは 冷蔵庫を覗けばあるような材料ばかり 或る意味で色々考えさせられました
日頃 台所に立つ お料理する どれだけ心が大切か 反省もしましたし 至福の時が過ごせたことに感謝
その後 又別の町家で 中国茶をいただき フェルメール展までみて 充実したよき日でした
リフレッシュが明日の糧になりますように

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