2015年4月20日月曜日

桃山時代の狩野派〜永徳の後継者たち



京都国立博物館へ 「桃山時代の狩野派〜永徳の後継者たち〜」の
 鑑賞会へ
博物館が休館日に開催される鑑賞会 いつの時も雨模様
なぜと問いたくなるほど 参加する日は必ず雨
誰でしょう 雨女か 雨男は・・・・・誰かいるはず
解説してくださる方が思わず 雨男のようで とおっしゃるほど雨に
恵まれて・・・・・・
けれど 館内の緑は 雨露に洗われて 雨が降っているのを忘れる程
瑞々しく 美しい 綺麗です
絵を見る前に この木々の緑を見て 心 洗われる思いに 新鮮な気
持ちが湧き 静かなたたずまいに 気持ちが落ち着いていいですね
展示館の建物 まわりの雰囲気も大切ですね
まずは 狩野派の流れと 室町時代から江戸時代の終わりまで およ
そ400年にわたり 常に画壇の中心を走り続けた 最強最大の絵師
集団狩野派 関ヶ原の合戦を境に 天下の権勢が一変する桃山時代後
期 豊臣家 徳川家 朝廷との三つどもえの様相のなかで いかに
生き残るか 狩野派一門の戦略 世に言う生き残り戦略「三面作戦」
その作戦で 生き残りを図り 繁栄をもたらし 素晴らしい絵画が
生まれてゆく
いかに時の権勢にいい絵師を送り込むか どんな不測の事態が起きて
も存続できるような態勢を作り上げて 繁栄を築くなどの話 エピ
ソードを聞き その中で生まれた絵 それらの詳しい解説を聞いた後
実際に鑑賞 大きな屏風 ふすまなど どれも目を見張るものばかり
感嘆の声が出るばかり
時代を反映した作品 南蛮渡来の絵図には キリスト マリアも描か
れ キリストの肉であるパンの容器まで描かれている
力強い筆遣い 見事な遠近法などなど・・・・・
70点ほどの展示品 時代の流れを見て すごいなあ〜 昔の人は
えらいなあ〜 今の時代 進歩の有り様を目の当たりにしているだけ
に なんだか打ちのめされた思いがしました
雨で嫌なお天気に関わらず 満たされた心で 家路に・・・・・
今回見たのは前期 後期は26日から 展示作品の入れ替え予定
時間が許せば 後期も観たいと思うけれど あちこちで展覧会が
開かれているので 再び 京都まで足が運べるかな・・・・?
雨降る中 満たされた思いで帰路に・・・・

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