2015年4月7日火曜日

春の花の終焉


だれですか? 大口 開けて笑っているのは・・・?
あなた 女の子でしょう
もう少し上品になさっては いかが・・・?
お嫁のもらい手がありませんよ
大きな声で笑って 元気な証拠で それはそれでいいのでしょうが
もうちょっと 物静かで 慎ましやかで いてほしいなあ〜
あなたは 或る意味 庭の 花壇の春を彩るに最もふさわしいはずよ
ああ〜 あなたが チューリップだとは・・・・・
想像もつきませんことよ

そうです 小言を言われているのは チューリップです
一番乗りで咲いて ど〜うでしょうと 肩張っていたのに
微笑んでいたのに いつのまにか大笑いになって みっともないこと

今日の寒さ 震えます お昼前 ちょっと外出
たずね行く先までの道のりが なんと向かい風の道
強い風が吹き付けて 髪の毛は逆立ち 思うように歩けない
そして手の冷たさ ああ〜手袋がいるんだ
まるで冬  冷たさと暖かさが拮抗するとき
でもあまりにも落差が大きすぎて 風邪を引きそう
さくらがはらはら舞っています あわれそのもの
咲き始めたときは喜び 愛でて 声を掛け合うのに 散り際は 誰も
見向きもせず 散りゆく花に別れも告げず・・・・・
花の命の短さ 寂しいね
直ぐ横の街路樹のさくらは まだまだですがそれでも命の終わりが
来たようで 樹の下はピンクの絨毯が・・・・・
お天気がよければ 手ですくい求めたいと思ったけれど 昨夜の
雨でしっとりと濡れている
でも最後別れ 見事な絨毯を・・・・・
ほんのりとさくら独特の匂いがあたりに立ちこめて・・・・・
ああ〜 別れの挨拶を・・・・せめてもの心づくしなの




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