2016年8月13日土曜日

始原への旅だち





今から33年前 夢中になって 読み耽った本
始原への旅だち 第1部 「大地の子エイラ」 上 中 下 三部作
ジーン・アウル作 中村 妙子訳
書店で手にして これは面白そうだと感じ 求め読み 始めたら
そのストリーの面白さ
人類の黎明期を舞台に ネアンデルタールの部族に拾われたクロマニョン
の少女エイラを巡り 波乱のドラマが展開
人間の原初の心が満ちた遠大なロマンの世界が描かれている
まさに一気読みする有様 家のことも何もかも放りだして読みたい
そんな思いで三部作を読み通した さてその先が読みたい
いつ出版されるのか 気がかりで 都心へ出ると必ず大きな書店へ
寄り子どもの本棚に並んでいないか 探していた
第2部が出版されたのは2年後 そしてまた2年後に3部が その後
待って待ってやっとお目にかかったのがなんと6年後 それでも読み
その先を待ち続けました
とにかく 心惹きつけます 心うたれます 氷河期のマンモスの時代
人間はこのようにして 自然と共に生きてきたのか 
自然に逆らうことなく 大切に守り知恵を絞り 工夫をして 生きて
ゆく壮絶な物語がエイラの成長と共に語られていく
第4部以降は もう書店へは足がなかなか向きませんでしたが 
それでも忘れずに覗いてエイラ エイラと探しました
まだなのかと 始原への旅は6部作と言われているから いやその
予定で作者が執筆しているようで なかなか行き当たりません
もう諦めていました 4部から 13年もたっています
それがなんと 友人にその話しをしましたところ 彼女が出版され
ているのよ とご自分の本をお貸ししますと 先日持ってきて
下さいました
なんだか変わったのよ 出版社も訳者も変わっています
4部から10年後の出版されていました
大変です 話はそれだけ年月が経っても忘れていませんが なんと
本を見ただけで読み込む余裕があるのか と一瞬 戸惑いました
厚い本です 重いです 450ページもあります
寝る前にひと時 布団の中でとは無理です どっしりと椅子に
座って構えて読まないと・・・・・・
いつでもいいよ うちも置き場所に困っているから ですって
それ程分厚い 三冊並んだら場所をかなり占拠します
さあ〜無事に読み通せるでしょうか
とにかく 魅力あり 惹きつけられてはいますが 時間的に・・
秋の夜長の楽しみまで 今はすることがありすぎて 心に余裕が
ありません
友人のゆっくりでいいのよ との言葉に甘えて
でも 一辺の物語を 30数年掛けて読むなんて すごいと
思いませんか
第6部は 執筆中ですって・・・・・私に読む力のあるうちに
出版して欲しいなあ〜
もう老いぼれてきましたから

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