2009年10月2日金曜日

フランスの猫

朝からしとしとと雨が降り続いています
その雨の中 お隣の住人野良猫さん 相変わらず我が家の庭に遊びに来ています なにが面白いのでしょう
なにも遊ぶ物はないと思うのですが・・・・・
この夏 フランスへ旅した時 沢山の猫に出会いました
いずれお話ししますが 抱き上げた猫もいます


旅を始めて四日目の日 オータンのサンラザール教会のタンパン彫刻「眠るマギーへのお告げ」や「エヴァ」など観たあと ベルシーフォルジュのロマネスク教会そしてパレルモニアのサクレ・クール聖堂を巡り歩き パレルモニアのホテルに疲れた体を落ち着けるため重いトランクを引っ張って ドアーを開けると猫が・・・・・・ そのホテルに猫が住んでいるらしく迎えてくれました 猫が迎えてくれるホテルとは フランスらしいと思いました
日本を出発する少し前に パリの猫たちの写真集(パリにゃん 酒巻洋子)を見たばかりでしたから 日本の猫とかわりがないはずなのにフランス的と思ってしまいました
その猫 私たちが外出する時は 通路ドアーの前にじーっと座っていました 
とても おとなしく 私たち旅人が 声をかけるとこちらを向き 
私たちをしばらくじ〜っと見詰め その後 何事もなかったように 
背中を見せて向こう向き ガラス戸越しに外を眺めて 知らぬ顔でした
悪い人間ではないと 安心したのか 無防備で・・・・・
何を見ているのかと 近づくとガラス戸の向こうはテラス 
紫陽花が見事に咲いていました
地面に垂れ下がるほど頭をもたげ ピンク 紫といろいろな色がいっぱい・・・・・
思わず美しいと感嘆の声を上げたほど・・・・・
猫さんも 花を観賞していたのでしょうか
なにを思っていたのでしょうか 
優しい顔 綺麗な後ろ姿 ホテルでは 大事にされているのでしょうね
静かな猫 なにも悪戯しないのでしょうか
昼間 素敵な彫刻 マギーやエヴァを観て感動し 心揺さぶられ
古代ローマ時代に発展したオータンを思い 歴史の流れを感じた中で
休み場所での猫との出会いは また別の豊かさをもたらしてくれ
まさしく心休まる思いで 一杯でした 
旅先で ふと触れあう動物 しかも身近な動物だけに
余計に 疲れが ほぐれていく思いがしました

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