2009年10月23日金曜日

芸術の秋

稔り豊かな秋 あちらこちらで展覧会 音楽会と 
催しがとても盛んな時期

友人が二科展に毎年出品
今年も彼女の作品が大阪市立美術館で
展示される
来月早々から 案内状と共に入場券をいただいたので 是非みたいと思っている
バッハのコンサートの券も 手もとにあり 忙しいこと
嬉しい忙しさではあるけれど・・・・・ 
自分自身の作品展を控え その雰囲気に浸ることが 出来るかと少々心配
絵も観たい 音楽も聴きたい 欲張りなこと
この夏 南仏へ旅した時に オペラを鑑賞したことを思い出して懐かしい
旅もすでに8日目 リヨンの旧市街 フルヴィエールの丘など巡って 
ホテルで夕食後 オペラ鑑賞へ
オペラは オランジュの古代ローマ時代の円形劇場で
この劇場はほとんど完全な姿で残っており 毎年7月にオペラが上演されている
夕食すませ 夕闇迫りつつある劇場へ 自分の席を探すのが大変
石段を何段も登らねばならない 時刻は9時半も過ぎ 
やがて時は 10時になると言う頃に やっと開演
空は 先ほどまで美しい夕焼け空が いつのまにか暗闇に しかし 星が瞬いてる
一流のオペラ歌手 一流の交響楽団に指揮者
名前は 覚えていない パンフレットなどなく
プログラムは 買えばどんな方が出演しているのか解ったであろうが
お値段も高く すべてフランス語
想い出に求めると言う手もあったが 心と目に焼き付けて・・・・・
このオペラ 3日後 夜 テレビで放映されていた
時折 吹く夜風に 身をゆだね 聴き 観る オペラ
素晴らしかった 舞台の途中で 拍手喝采が 何度も何度もあった
言葉は 解らないが 演目は「トラヴィアタ(La Traviata)」 
話しも音楽もよく知っていたので 充分に楽しめた
なんという雰囲気か 表現できない
しかし 感動の渦は 心をかき立て 終わった時は 真夜中近いのに
ホテルへ 帰るのが惜しいほど・・・・・
いつまでも この石の階段 その席に座って 天空の星を見詰め
酔いしれていたい と思った
日本から遙か離れた土地で こんな思いを味わえるなんて
この思い 言葉に表すのは難しい
芸術の秋ではなく 暑い夏の一日でしたが 充分に 味わい至福の時でした
面白いこともありました
上演中 舞台前面で 主役の二人が 歌っている時
舞台上に 猫が登場 あちらへこちらへ動き回り 自然に消えてゆきました
劇場に住み着いている野良猫でしょうか
ちょっと 舞台に立ってみたかったのでしょうか
まさに野外劇場ですね 上空には 夕方は 鳥が飛んでいましたから
ちなみに来年の出し物は 「トスカ」だそうです
もう再び彼の地を 訪れることはないでしょう
懐かしい・・・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿