2012年3月5日月曜日

雨に打たれて・・・・

啓蟄 いつもの年なら6日の
はず 知識としてそう覚え込ん
でいる 今朝の天声人語の記事
を読み うん? 6日では・・
まさか 新聞が間違えるはずは
ない と思った途端 そうです
今年は閏年 29日という日が
4年に一回ありました だから
一日 早くに・・・・・
残念ながら 気温は高かったよ
うですが 虫が這い出す 穴か
ら顔を出すような天候ではなく
全ての植物が 雨の雫に打たれ
しっとりとしていました
虫さんも きっと今日は
やめとこ〜なんて話しているのでは・・・・・
午後 買い物に出掛けると ご近所の門扉の前の梅が 小さな樹ですが 花をつけていました
桃色の花を 露に濡れて震えていましたが それでも愛らしさを失いもせず けなげに咲いていました
ここのお宅では きっと花が開き始めたので 外へ出されたのでしょう
通りゆく皆さん 小さな小さな樹ですけれど 沢山咲きました どうぞ愛でてやってください そんな思いが感じられました 
梅の花は 冬のうちから咲き始める まだ木の花が殆ど咲いていない冬に咲き始め おお〜 ついに梅が咲きはじめた と人の心を強く打つのではないでしょうか
ついに咲いた 春のきざしがみえはじめる そのインパクトが強く 桜と同様に 梅だよりとニュースになりますものね 今の時代はともかく 昔は 暖房も十分ではなかったし 温暖化も進んでいませんでしたから 冬は厳しいものだったはずです 私の子どもの頃を 思っても部屋に 火鉢が一つだけ 後は 茶の間にこたつが・・・・・今から思うと 茶の間以外は まるで冷凍庫のようでしたから 春は待ち遠しい 心待ちにしていたと思います そんな時 梅が咲き始める 心が一辺に軽くなったのでは もう少しの辛抱 頑張ろう と・・・・
いい花ですね この花は かっての詠み人達には 沢山 詠まれています
有名なうたを一句
「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」 菅原道真
そしてもう一句
「人はいざ 心も知らず 古里は 花ぞ昔の 香ににほひける」 紀貫之
哀しいかな 美し梅を眺めても 心はホッとしたものの 詩心は 遙か彼方にて・・・・・
感性は いずこかにゆきし われ哀し 人のせいでは あるまいと去り

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