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2013年2月17日日曜日

都会の夕暮れ

郁文 和らいだ日曜日
暖かいとは言い難いが 寒さに
震えることもなく穏やかな日和
暮れ泥みはじめた都会の空
陽はいつのまにかビルの影に
落ち込んで あたりに残る夕空
ネオンが 瞬きはじめ 
ビルの窓に灯りがともり
人々の心を家路にとかき立てる
都会の真っ直中 
目に余るほどの人の行き交い
夕闇 迫る空の静けさ
人混みの上空とは 
思えぬほどの静けさが漂う
都会のターミナルは 
開発によって様変わり
時代の流れが目まぐるしく
驚きの声の中 人は寄り集まる
ここは我が国なのかと思わせる
ビルの灯り 
まるで ヨーロッパを忍ばせる 雰囲気を醸し出し
家路を急ぐ人の心を 郷愁に駆り立てる 
ここは日本 我が国ジャポンと・・・・
けれど なんて静かな夕暮れ 
都会の中心で 得も言われぬ雰囲気を醸しだしている夕闇
寂しさと言うべきなのか ただ静かに横たわると言うべきか
家路を急ぐはずの人々の足並みも 蹴散らすことなく穏やかな運び
全てがベールに包まれた如く 時が移り変わりゆく

久し振りに夕方の街中を 思わず立ち止まって見入るほど 美しい
静かで 心をかき立てる
この雰囲気 なにがそうさせるのか 
新しい街に変わりつつある中 ビルも 灯りも 広告塔も 全てが
洗練されて 美しくレイアウトされ センスが抜群
美しいと思うと同時に 心をかき立てる何かがある
歩道橋の上でカメラを構えても 小さなカメラでは その雰囲気を
捉えることは不可能に近い でも心は はやる
それは 私一人の人間の思いだけではなく 
望遠レンズで構える若者の存在が目につく 同じ思いの人がいる 
周りぐるりとカメラをまわせば 味わい深いパノラマが・・・・・
感性を揺さぶり倒された暮れはじめた空
薄いピンクに染まった雲が流れて 美しい夕焼け
でも あしたは 雨の予報 
嘘でしょうと叫びたいほどの輝かしい夕焼け 
果たしてあしたは・・・・?

2011年12月27日火曜日

ビルの壁

午後 買い物の道のりで ふと
反対側の道をなんの思いもなく
見つめる おやっ〜
面白いビルが目に入る
何処かで見たことがある 
何処で? 何処だったけ
パリの風景を思い出す
否 パリとは違う
でも パリに似ている
なんとなく 雰囲気が・・・
ビルの壁一面に 室外機が
規則正しく並んでいる
そんな風景はない けれど
なんとなくパリの裏町を
思い起こさせる
面白いですね 近所でも
あまり見かけることはない風景
事務所なのか マンションなのか 住み人は?
ビルの正面に廻っていないので解らない
道路に面した手前は ガレージ 何処かの仕事場? 駐車場件道具置き場?それとも・・・?
ビルの壁面には見事に広告が・・・・・
街の中で しかも駅前近くで こんな景色に出会うとは・・・・・
それでも嫌らしさは感じることもなく
むしろなんだかとても懐かしい感じがする
風が冷たく 薄曇りでしたけれど 何か人を惹きつけるものが
不思議ですね
決して綺麗なビルではない でも窓の下に引かれたグリーンの帯
このベルトが 規則正しく配置された窓 室外機 と共に惹きつける要素になっている
生きている グリーンの色も 彩度が低く いい色合い
美しいと言いがたいのに 心を捉え 一瞬 立ち止まり 荷物を道路の上に投げ出してまでカメラに収めたい衝動がある
道路の並木の裸木と相まって 余計にパリを思い出させ しばし眺め尽くす
絵に描いたらいかがなものでしょうか
そこににじみ出る人の生き様なども描けるのでは・・・・・
腕のいいカメラマンも 同じように 何かを映し出せるのでは・・・・・
美しい花を見て癒されたとは異なりますが 何かいいもの見つけたと言う思いも湧いて